「モダンソリッド」が、徐々に全シリーズに展開されつつあることを示唆
シュコダは現在、フラッグシップとなる新型電動クロスオーバーを開発中だが、その最新プロトタイプをカメラが捉えた。
この新型モデルは、2022年に公開された「ビジョン7S」の市販型、「スペース」として販売されると思われる。

この大型の7人乗り電動SUVは、シュコダの電気自動車ラインナップのトップとなるが、価格面ではライバル数社を下回る可能性が高いという。
同ブランドはすでに、新型モデルは「全長約4.9メートル」で、「柔軟性と広大なスペースを提供する」と発表している。新型モデルは、7つの座席をコンパクトにまとめたものであり、コディアックのバッテリー式電動補完車として機能、電気自動車に乗りたいファミリー層にアピールする可能性が高い。

凍てつく氷上で捉えたプロトタイプは、厳重にカモフラージュされているが、チェコブランドの「モダンソリッド」デザイン言語が、徐々に全シリーズに展開されつつあることを示唆している。シュコダ・エルロックや近日発売予定のエピックなどの新型EVモデルが、すでに同じデザイン要素を共有しており、「エンヤック」の最近のモデルチェンジにも、こうしたスタイルのディテールがいくつか取り入れられている。
シュコダのCEO、クラウス・ツェルマー氏は2023年にCAR誌に対し、同ブランドが2026年末までに発売予定の新型EVの「ほぼすべて」が、フォルクスワーゲングループの最新EVの多くを支える「MEB+」プラットフォーム上で稼働すると語っている。つまり「全部」ではなく、スペースにはアウディ「Q6 e-tron」
や、ポルシェ「マカンEV」で使用されている「PPE」プラットフォームを採用する可能性もあるということだ。そうなればマカンと兄弟車になるわけだが、規模の経済性が大きく、製造コストが低いことを考えると、MEB+ が選択肢になる可能性が高く、これがシュコダの価格を抑える鍵となる。
MEB+は、大型のVW ID.7の基盤となっており、このプラットフォームを使用することで、スペースの後輪駆動または全輪駆動バージョンが可能になるとともに、電気走行距離は最大435マイル(約700km)になると主噂されている。
















