カーボンニュートラルの実現に向けて

トヨタはこれまで「もっといいクルマづくり」を目指し、商品と地域を軸とした経営を進めている。その中で、カーボンニュートラルの実現に向けたパワートレーン開発においては、あらゆる国・地域の様々なニーズに応えうる電動車の選択肢を用意する「マルチパスウェイ」の取り組みのもと、多様なモビリティが展開されている。

中国は、新車販売におけるBEV比率が高く、電動化をリードする最先端市場である。現地市場に寄り添いながら「マルチパスウェイ」の取り組みをさらに加速すべく、TOYOTAブランドではbZ4X、bZ3、bZ3X、bZ5に続くBEVとして新型車「bZ7」が、LEXUSブランドではUX、RZに続くBEVとして新型「ES」が発表された。

新型車「bZ7」は現地開発モデルとして、広州汽車集団(GAC)、広汽トヨタ自動車(GTMC)、およびトヨタ知能電動車研究開発センター(中国)(IEM by TOYOTA)が共同で開発を行った。トヨタの安全・安心かつ高品質なモノづくりと中国の最先端技術という各社の強みを融合した、全長が5mを超えるセダンタイプのBEV。中国BEVラインアップのフラッグシップモデルに相応しい、最新の知能化技術が搭載される予定とされている。1年以内の発売に向け、引き続き開発が進められる。