1.2L直3+マイルドハイブリッド、システム合計155ps発揮する1.8L直4エンジンなどラインアップ

ボレアルは、Cセグメントに位置する上位SUVで、未来的デザインが特徴になると予想されているモデルだ。市販型では、ルノー・日産・三菱アライアンスのCMF-Bプラットフォームを採用するダチア「ビッグスター」をベースとする。先ずラテンアメリカ市場で発売されるが、その後70カ国以上の市場で展開される予定で、日本もターゲットに入っている可能性が高いようだ。

捉えたプロトタイプは、かなり厳重にカモフラージュされているが、スリムなヘッドライト、ルノーのエンブレムを真ん中に配置する独自のグリル、ワイドなインテークを備えた新しいバンパーが装備されている。
側面での注目はリヤドアハンドルだろう。一見従来のもののようだが、よく見るとダミーで、実際はビッグスター同様にCピラーにマウントされると思われる。そのほか、プラスチック製のボディクラッディングと、大きく突き出たホイールアーチが確認できる。


リヤセクションでは、スリムなLEDテールライトの一部が見えるほか、中央の窪みをなくした独自のスポイラーが採用されるなど、ビッグスターと差別化が多く見られる。
キャビン内では、10.1インチのインフォテインメントシステムと、7インチまたは10インチのデジタルインストルメントクラスターを備えたミニマルなインテリアが期待されている。
エンジンオプションは未定だが、欧州仕様では、最高出力130ps/96kWを発揮するエントリーレベルの1.2L直列3気筒マイルドハイブリッドをはじめ、システム合計155ps/115kWを発揮する1.8L直列4気筒エンジンのフルハイブリッドも選択可能になるだろう。
注目は日本で発売された場合の価格だが、キャプチャーの上に位置するとみられることから、380万円〜500万円程度が予想される。