BMWの新型4ドアクーペEV「i4」が上陸! 83.9kWhのリチウムイオンバッテリー搭載により一充電で最大590kmの航続が可能

ビー・エム・ダブリューはこのほど、プレミアムミドルクラスの4ドアクーペモデル「BMW 4シリーズ グランクーペ」のラインナップに、ピュアEVの「i4(アイフォー)」を追加し、2月16日より販売を開始した。税込車両価格は「i4 eDrive40」が750万円、「i4 eDrive40 Mスポーツ」が790万円、「i5 M50」が1080万円で、納車は3月以降の予定だ。

i4 eDrive40は1モーターの後輪駆動車、高性能版のi4 M50は2モーターの四輪駆動仕様

BMW i4 eDrive40

i4は、スポーティでエレガントなデザインとダイナミックな運動性能を持つBMW 4シリーズ グランクーペをベースに、4ドアモデルの優れた機能性を高次元で融合した革新的な商品コンセプトを持つ、プレミアムミドルクラスの4ドアクーペモデル。ボディサイズは全長4785×全幅1850×全高1455mmで、ホイールベースは2855mm。

BMW i4 eDrive40
BMW i4 eDrive40
BMW i4 eDrive40

i4 eDrive40」には、340ps/430Nmを発揮するモーターをリヤに搭載する後輪駆動車。アンダーフロアに搭載されるリチウムイオンバッテリーの総エネルギー量は83.9kWhで、一回の満充電で590kmの航続が可能だ。

BMW i4 M50

ハイパフォーマンスモデルに位置付けられる「i4 M50」には、フロントとリヤに1基ずつモーターを搭載する四輪駆動仕様。フロントモーターは258ps/430Nm、リヤモーターは313ps/365Nmを発揮し、トータルで544ps/795Nmを引き出す。リチウムイオンバッテリーの総エネルギー量はこちらも83.9kWhで、一回の満充電で510kmの航続が可能だ。

BMW i4 M50

i4には最新の充電テクノロジーが採用されており、普通充電と急速充電(CHAdeMO)に対応。普通充電においては、自宅で6.4kWのBMWウォールボックス(200V/32A)の利用により、約15時間で、充電開始時0%の状態から100%まで充電することが可能だ。そして、急速充電(CHAdeMO)においては、現在主流となっている90kW充電器の利用により、約40分で充電開始時0%の状態から約80%までの充電が完了。また、わずか10分の急速充電で最大約90 km(i4 eDrive40)、約75km(i4 M50)程度の航続可能距離を伸ばすことができる。

BMW i4 M50

さらに、BMWの店舗への設置など、今後普及が見込まれている150kWの急速充電器を利用した場合は、約30分で充電開始時0%の状態から約80%までの充電が完了。また、わずか10分の急速充電で、最大約150km(i4 eDrive40)、約130km(i4 M50)程度の航続可能距離を延ばすことが可能だ。

BMW i4 eDrive40

i4には、ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能を搭載しているほか、安全機能・運転支援システム「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」を標準装備。さらに音声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能となるBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントの搭載や、Amazonが提供するクラウドベースの音声サービスのAlexaにも対応している。

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