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四駆好きが集まる日光大室高龗神社(たかお神社)
この神社は栃木県の日光大室地区に鎮座する、豊かな森林に囲まれたこじんまりとした神社です。特に交通安全を前面に掲げている神社ではないのですが、クルマ好きの宮司(狐塚さん、じつは複数台のジムニーオーナー!)が2016年にクルマのお祓い場を作りました。
そして、2018年にフルモデルチェンジしたジムニーJB64が発売になった頃、遊びごころから四駆車をデザインしたお守りや御朱印等を作ったところ、それがジムニー人気と相まって話題を呼び、四駆車をはじめSUV、スポーツカー、バイク等での参拝客が増え、今では「四駆神社」の異名でも知られるようになりました。
じつは筆者のジムニーは、一度地元神奈川の厄除けで有名な神社でお祓いをしてもらっています。しかし「四駆神社」と言われる神社の存在を知ってしまってはジムニー乗りとして行かずにはいられない!この高龗神社では公道以外の走行も守ってくれそう?などと理由をつけて、オフロードの安全祈願として向かいました。
ご祈祷の申し込みから当日の準備
この神社でのお祓いは完全予約制です。事前に電話で予約を取ります。
当日は先ず手水舎で手と口を清めてから、社務所で受付をします。申し込み用紙に住所氏名、クルマのナンバー等を記入して、ご祈祷料をここで払います。ご祈祷料は五千円ですが、これは神前にお供えするもの、間違っても財布から出して支払うことは避けたいです。
筆者が用意したのは、100均ショップで買ったご祝儀等に使える紅白の水引きが描かれているのし袋。表には筆ペンで「御初穂料」と書き、下に自分の名前をフルネームで書きます。「ああ、筆ペン苦手だなぁ」と思いましたが、神様に失礼の無いようにと頑張りました。
社殿に上がりご祈祷をします!
受付を済ませた後、神主さんの案内により、社殿へと昇殿します。
通常の参拝は社殿外の賽銭箱の前からお参りしますが、ご祈祷を申し込むと社殿に上がる事ができます。ここは神聖な場所、上がる時は緊張しましたが、スピリチュアルな空間に心が洗われる気がしました。
神主さんが叩く太鼓で始まり、お清めされたご祈祷料を奉納し、祝詞の奏上が行なわれます。いわゆる「かしこみ~かしこみ~」というやつです。おおよそ何を言っているのか聞き取れないのですが、よく耳を澄ませて聞くと、祈願者の住所や氏名、クルマのナンバーまで聞こえてきました。どこの誰のどんなクルマか、神様にお知らせしないと願いは届かないのですね。
続いて、祈願者自身が玉串拝礼を行ないます。玉串の扱い方などは神主さんが横に立って細かく教えてくれるので、しきたりがわからなくても安心です!
境内に用意されたお祓い場へ
社殿でのご祈祷が終わると、クルマ本体のお祓いをします。
お祓い場は鳥居から社殿までを真っすぐに結ぶ道筋上「神様の通り道」とされている場所にあり、そこにクルマを停車させて、神主さんがお祓いをしてくれます。「うちのジムニー、間違いなく今神様のパワー貰っている!」そんな気分にさせてくれました。
そして四本のタイヤを御神水でお清めします。ここの神域である大山の地中に蓄えられて湧き出た水は御神水とされていて、傷を癒やしたり病気を治したりと、無病息災のパワーを秘めているのだとか。
こうして神様のご加護を纏った筆者のジムニー、こころなしか以前より逞しく見えます。これで、オンロード・オフロード共に安心して走り放題!ではなくて、これからも安全運転を心がけようとあらためて思わせてくれたのでした。
納車1年待ち、なぜジムニーなの?
大人気の新型ジムニー発売から3年となる2021年7月現在でも、その納期は半年から1年と言われています。元々根強いファンを持っていたジムニーですが、新規のジムニーオーナーがかなり増えているそうで、かく言う筆者もそのひとり。
以前からジムニーに憧れはあったものの、その尖った性能からなかなか手が出せずにいました。決め手となったのはオフロードでの走破性能はそのままに、クルーズコントロールが装備され(XCグレードのみ)高速道路での遠距離走行がしやすくなったこと。さらに、先代と比べると車内空間が使いやすく、シートアレンジでほぼフルフラットに出来るため、車中泊がしやすくなったところです。
車中泊ができる&四輪駆動車で広がる活動範囲
お祭りフォトライターとしてさまざまな祭りに出かけたい、しかし宿が取れない場合や、夜通し行なっている祭りなどに出かける時に車中泊ができるのはすごく助かります。そして、小型の四輪駆動車だったら雪深い土地や、細い山道の先にある秘境の祭りなど、どんな場所の祭りにも連れていってくれる!筆者にとってそんな夢や期待を持たせてくれる一台なのです。
神社近隣で車中泊ができる場所が無いか宮司さんに尋ねてみたところ、なんとこの神社の駐車場を使っても良いとのお話をいただきました!
車中泊スポットと言えば道の駅が定番ですが、周囲がうるさくて眠れなかったり、利用する一部の人達のマナーが問題になっているのが現状です。神社でしたら周囲を森に囲まれた静かな駐車場で、ゆっくりと眠ることができますし、駐車場の近くに綺麗なトイレもあるので安心です。
利用にあたっての条件は、必ず事前に神社へ連絡をしておくことと、基本的に車内のみで過ごす事。(タープを張る、外で火を起こす等はできません。)日光大室高龗神社 お問い合わせはコチラ 日光大室高龗神社公式HP
そして、使わせていただいた時は、心付けを賽銭箱に入れたいですね。
日光大室高龗神社の近くに計画中のアウトドアスポット!?
車中泊のみならず、オフロードやキャンプ好きの方にもうひとつ嬉しい情報です!
ご自身がジムニー好きという、狐塚宮司が所有する近隣の山林で、本格オフロードコースやキャンプ、釣りなども楽しめるアウトドアスポット“ROCKY FOREST”(仮称)を現在準備中。
プロデュースするのは、狐塚宮司がオフロードの師と崇める小野勝重氏。
代々きこりの家系に生まれ育ち、必然的に四駆車と出会いこの業界に入った小野さんは、海外でのレースにジムニーで参加、日本人初の完全走破という偉業を成し遂げ、これまで数々のオフロードイベントを開催、業界の先頭をジムニーとともに走り続けてきたオフロード界の重鎮です。
「野球やサッカーは専用の場所があるのと同じように、オフロードやキャンプも専用の場所が必要」との考えのもと、これまでさまざまな活動を続けてきた小野さんが、豊富な知識と経験を活かして作り上げる新アウトドアスポットです。今後の公開が楽しみですね!
そして、ジムニーをはじめ四駆車を愛好する人が急激に増えている今、小野さんが力を注いでいるのが、初心者を対象としたオフロードスクール。オフロード競技などを目指したい人はもちろんのこと、通常の運転にも役立つドライビングテクニックを身に着けたい人にもオススメです!
“ROCKY FOREST”とオフロードスクールに関する情報やお問い合わせ先はコチラ DartsBrothersのブログ
オマツリジャパン
日本初の祭専門会社「オマツリジャパン」では日本最大級のお祭り情報サイトを運営。有名な祭りからユニークな奇祭まで幅広く発信。