フォルクスワーゲンが新型電動クーペSUVのコンセプト「ID.5 GTX」を9月7日に開幕するミュンヘン・モーターショーで初披露!

新型電動クーペSUVのコンセプトモデル「ID.5 GTX」
フォルクスワーゲン(VW)はこのほど、9月7日〜12日に開催されるミュンヘン・モーターショー(※)において、新型電動クーペSUVのコンセプトモデル「ID.5 GTX」を初披露することを明らかにした。
※従来のフランクフルト・モーターショーは2021年から会場をミュンヘンに移して開催。ちなみに見本市の名称も「IAA(Internationale Automobil-Ausstellung)」から「IAA MOBILITY」に変更となる。

ハッチバックの「ID.3」、コンパクトSUV「ID.4」に続くVWの新世代EV第三弾。ハイパフォーマンスグレード「GTX」が2022年に欧州で発売

ID.5 GTXは、ハッチバックのID.3、コンパクトSUVのID.4に続くVWの新世代EVシリーズの最新作を予告するモデルで、クーペSUVのスタイルが採用される。さらにモデル名に付くGTXは、ID.シリーズのハイパフォーマンス版であることを示すもので、ID.4にはすでにGTXがラインナップされている。

VW初の電動クーペSUVとなるID.5 GTXは、滑らかなボディラインによりエレガンスとスポーティを両立させたプロポーションが特徴。短いオーバーハングや大径ホイールの採用も、このプロポーションを際立たせている。

ヘッドライトはインテリジェントに制御する「IQ.Light LEDマトリックス」仕様で、ID.シリーズらしい先進的なイメージを強調。リヤコンビネーションランプには3DデザインのLEDが用いられ、高級感を演出する。

GTXは、これまでVWが成功を収めてきたGTIやGTD、GTEモデルの伝統を受け継ぐスポーティなパフォーマンスを電動モビリティで表現したモデルに与えられる称号。ID.5 GTXは前後アクスルそれぞれにモーターが搭載された四輪駆動仕様で、強力なアウトプット、優れたトラクション性能、そしてスポーティなハンドリングを実現している。前後アクスル間に配置されるリチウムイオンバッテリーは、最大497kmの航続を実現する容量が与えられるという。

このID.5 GTXの市販モデルは、欧州では2022年に発売される見通しで、2030年までに欧州における全電気自動車のシェアを70%にまで増やすという同社の掲げる目標を達成するための重要な役割を担う。

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