データシステム テレビキット HTV433(切替タイプ)……2万1780円(税込)
データシステム テレビキット HTA633(オートタイプ)……2万1780円(税込)
これさえあれば不満を解決
純正のカーナビやディスプレイオーディオはクルマが走行していることを検知するとテレビ映像が映らなくなり、音声のみに切り替わってしまう。これは自動車メーカーを問わず、メーカーオプション品でもディーラーオプション品でも同じ仕様だ。
この機能制限はドライバーによる走行中のテレビ視聴を防止する安全対策なのだが、助手席や後席の同乗者にとっては大きな不満となってしまう。これから訪れる夏休みシーズンなどで機会が多いロングドライブでは、「連続ドラマを見逃したくない」、「スポーツ中継をリアルタイムで楽しみたい」と思う人も少なくないだろう。
データシステムからリリースされている『テレビキット』は、クルマが走行しているときでも停車中と同様にテレビ視聴ができるようになるスグレモノ。これを使わない手はない!
スマートで目立たない装着ができる
人気急上昇中の新型ステップワゴン用が7月8日に新登場。早速、都内でデモカー同乗によるレビューを行なうことができた。11.4インチHonda CONNECTナビに切替タイプの『HTV433』を組み合わせている。
本体は手のひらに納まる小型サイズで、純正システムとの接続はカプラー付きのハーネスを割り込ませるだけと簡単。車両側への加工作業が不要なためクルマを乗り替える際にノーマルへ戻すことも可能だ。本体はインパネ内に取り付け、付属スイッチは手が届きやすい好みの場所にテープで貼り付ける。デモカーではセンターコンソール右脇の手を伸ばすと自然に届く位置としている。小型で親指の先ほどの大きさで目立たず、動作確認用のインジケーターが内蔵されている。
ドライブ中もテレビが楽しめ、ナビ操作もOK
はじめにスイッチをOFFにして純正の動作を確認。走り始めるとテレビ映像がチャンネル選択を行なうメニュー画面へと切り替わり、数秒後に地図が自動的に表示された。
そこで次にスイッチをONにして動作を確認すると、走り始めても停車時と変わらず、そのままテレビの視聴を続けられた。地デジの場合には停車、走行に関わらず安定受信が可能な場所ならばノイズが入ることもなく高画質な表示が期待できる。これならばリビングと変わらない感覚で存分にテレビ視聴を楽しめるだろう。DVDなど他のビジュアルソースでも動作は同様だ。8インチ以上の大画面ナビが選べる新型ステップワゴンは後席からでも快適に映像が見られる。
そして商品名は「テレビキット」だが、走行中のカーナビ操作制限も解除が可能。走行中でも助手席の人がドライバーに代わってナビ操作を行なえ、目的地を変更したり、立ち寄り地点を探すことができる。
なお、ラインアップには付属スイッチがなくON/OFF操作が不要なオートタイプの『HTA633』もあり、好みによって選べる。機能や接続方法は共通だ。
テレビキットのラインアップは新型車にいち早く対応し、新型ノア/ヴォクシー用は発売済み。レクサスLX600用は7月中に発売予定、プロパイロット機能対応のアリア用は開発中となっている。最新の適合情報はデータシステム公式ウェブサイトに掲載。
■HTV433/HTA633に適合する新型ステップワゴン(RP6/7/8)用ディーラーオプションカーナビ(2023年モデル) ・LXM-237VFLi ステップワゴン用11.4インチ Honda CONNECTナビ ・LXM-237VFNi ステップワゴン用9インチ Honda CONNECTナビ ・LXM-232VFEi ステップワゴン用8インチ ベーシック インターナビ(Honda CONNECT対応) ※走行中、ナビゲーションのパーキングアラーム(アラート)機能が動作する場合にはナビゲーションの設定でパーキングアラーム(アラート)設定をOFFにしてください。設定の詳細はナビゲーションの取扱説明書を参照ください。
※記事内のテレビ画面はすべてハメ込み合成によるイメージです。