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オーストリアの新興ハイパーカーメーカー「デウス・オートモビルズ」
2022年4月のニューヨークオートショーで「ヴァヤンヌ」を発表したばかりのデウス・オートモビルズ(デウス)は、2002年にルーマニアで生まれオーストリアのウィーンで育った若きデザイナー、エイドリアン-フィリップ・ブトゥカが2020年に設立した新興ハイパーカーメーカー。
その最初のモデルとなる「ヴァヤンヌ」は、ウィリアムズアドバンスドエンジニアリングとイタルデザインの協力を得ながら、2025年の発売を目指して開発が進められている。
最高出力1640ps(2200hp)以上、最大トルク2000Nm以上を発するモーターを搭載しながら、車重は1810kgに抑えられることで、0-100km/h加速は1.99秒以下、最高速度400km/h以上をマーク。それでいながら航続距離は500kmを確保することを目標としている。
無限大マークをモチーフとした有機的かつ機能的なデザインが与えられ、個性的ながら洗練された佇まいを備えるこの電動ハイパーカーは、99台のみが生産される予定だ。
クロアチアのハイパーEVメーカー「リマック・アウトモビリ」
クロアチアのハイパーEVメーカー、リマック・アウトモビリの名は、2021年11月にポルシェおよびブガッティとの合弁会社、ブガッティ-リマックが設立されたことで、今や知る人も多いことだろう。
創設者兼CEOのマテ・リマックが21歳の頃に愛車をエンジンブローさせたことをきっかけとして、独自の電動パワートレインを作り上げるという挑戦を始め、2009年にリマック・アウトモビリを設立。2011年に最初のモデル・「Concept_One」をフランクフルトショーで発表し、2018年のジュネーブショーでは「C_Two」をデビューさせる。
そして2021年11月「C_Two」の市販モデルとして、最高出力1408kW(1914hp)、最大トルク2360Nm、車重2150kg、0-100km/h加速1.97秒、0-300km/h加速9.3秒、最高速度412km/h、航続距離550kmを誇る4モーターの150台限定ハイパーカー「ネヴェラ」を正式発表した。
ボディはプリプレグモノコックのパッセンジャーセルに、アルミとカーボンを用いた衝撃吸収構造を組み合わせたもので、そのねじり剛性は70,000Nm/°に達するという。また、4つのモーターの駆動力を個別に制御することでトルクベクタリングを可能にしたほか、ADAS用に12個の超音波センサー、13個のカメラ、6個のレーダーを備えるなど、最先端の技術を満載したモデルとなっている。