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鈴鹿FF最速タイムの新型シビック タイプRがついにデビュー!
ホンダは、現在発売中の11代目新型シビックのスポーツモデルとなる、新型「シビック タイプR」を7月21日に世界初公開した。タイプR伝統の「チャンピオンシップホワイト」のボディカラーに身を包み、低く構えたスポーツカーらしいスタンスとタイプRのみが装着する赤いエンブレムなど、ひと目見てタイプRとわかるステイリングに仕上がっている。2022年4月には量産前の最終開発車両で、鈴鹿サーキット国際レーシングコースでのFFモデル最速となる2分23秒120のラップタイムを記録するなど、注目度の高いモデルだ。
今回の新型シビック タイプRは、先代シビック タイプRのコンセプトである「Ultimate SPORT」をさらに進化させ、グランドコンセプトを「Ultimate SPORT 2.0」と設定。速さと走りの本質を極めたピュアスポーツ性能を高めている。
迫力のLOW&WIDEフォルム。機能美を追求したスタイリング。
エクステリアデザインは、ローアンドワイドなパッケージを追求。ボディと一体となったワイドフェンダーはサイドパネルから流れるような造形とするとともに、フロントからリヤに抜ける空気の流れをコントロールすることで空力性能を向上。リヤウイングはドライカーボンにより軽量化を行い、ウイングとエンドプレートが独立したデザインとしている。ホイールは19インチのマッドブラックホイールを装着。リバースリム構造により軽量・高剛性となっている。ボディカラーは、タイプR伝統の「チャンピオンシップホワイト」に加え新色の「ソニックグレー・パール」を含む4色の展開。
タイプR定番の赤シートと、スパルタンな黒内装のコントラスト。
インテリアは、赤いシートとフロアカーペットを採用しドライバーの気持ちを高ぶらせる。インパネまわりは運転に集中できるようにノイズレスなブラック基調とし、広い水平視野角を確保することで高い車速域においても、ドライバーはダイレクトに状況を判断することができる。フロントシートは多面体の3D形状で身体をサポートするとともに、摩擦係数の高いスエード調の表皮を採用することで、高G状態での滑りを低減している。また、後席もホールド性を高めるスエード調表皮を採用している。
メーターのデザインは通常の表示に加え「+Rモード」のデザインを採用。サーキット走行時にドライバーが必要な情報を瞬間認識できるよう、上部にはエンジン回転数やレブインジケーター、ギアポジションなどを配置。下部をマルチインフォメーションディスプレイとすることで車両情報を自在に表示できるようになっている。
速さだけでなくドライビングプレジャーの追求
ダイナミクスの面では、FF最速を目指す“Fastest(ファステスト)”、運転することに夢中になる“Addicted Feel(アディクテッドフィール)”、高速安定性と信頼感に満ちた“Secure Feel(セキュアフィール)”を狙いとしている。
“Fastest(ファステスト)”
これまでのタイプRを上回るパフォーマンスを目指して、タイプR専用の2.0ℓVTECターボエンジンを磨き上げ、より高出力・高レスポンスとなるように極限まで追求。
“Addicted Feel(アディクテッドフィール)”
速さを追求するだけでなく、運転することに夢中になれるように、ハンドリングやドライバビリティを向上。6速MTの操作感とレブマチックシステムを進化させることで痛快なドライブフィールを実現している。
“Secure Feel(セキュアフィール)”
洗練されたデザインと空力進化の両立を図り、前後のバランス良くダウンフォースを発生させるとともに空気抵抗を低減している。軽量かつ高剛性化されたボディは高速走行時の高い安定性を発揮する。
また、リアルタイムに車両の情報を確認できる、Honda LogR(ホンダ ログアール)を活用することで、ドライビングスキルの向上や走行映像のシェア等、ドライバーとクルマが一つになったドライビングプレジャーを提供する。
発売は2022年の秋頃を予定してる。