クルマ好き、みんな大好き道の駅!

「道の駅」にはスタンプラリーがある? 全国「道の駅」は何ヵ所? 

栃木県の「道の駅 ましこ」にて。道の駅立ち寄り時はソフトクリーム必食!
クルマで旅行をするとき、ドライブ中に、つい立ち寄りたくなる「道の駅」。1993年に第1ステージとしてスタートし約30年、いまでは名実ともにすっかりなくてはならない “おでかけスポット” となった。さてその道の駅が、スタンプラリーを開催していたり、全国にいくつあるのかご存じだろうか。夏休み企画・道の駅の知らなくても困らない小噺です。

試験導入は1991年

渋滞時の時間調整、高速を降りて「道の駅」を利用するのもアリかも!

「道の駅」は1991年に試験導入され、1993年にスタートした国土交通省により登録される休憩施設だ(設置は、地方自治体と道路管理者などが連携して行なう)。
試験導入は1991年だが、1990年に行なわれたシンポジウムにおいて、参加者から「道路にも鉄道の駅のようにトイレがある駅があってもよいのではないか」という声があがったことに端を発していると言われている(ちなみに、発祥の地などは諸説ある)。

「道の駅」は地域の創意工夫により道路利用者に快適な休憩と多様で質の高いサービスを提供する施設を目的として、1993年からの第1ステージ、2013年からの第2ステージを経て、2020年~2025年の期間で新たなステージである第3ステージへ入った。
新たなコンセプトは『地方創生・観光を加速する拠点』へと、観光や防災など、さらなる地方創生に向けた取り組みを官民で連携して行ない、2025年には道の駅を世界ブランドへと推し進めていくという目標を持つ。

第1ステージの『通過する道路利用者のサービス提供の場』、そして第2ステージではさらに発展させて『道の駅自体が目的地』とした。ステージ毎にしっかりと目的を果たし、いまではすっかりドライブの目的地になっている。筆者も、設立時よりことある毎に道の駅を利用してきたファンである。

現在の登録数は

さて、そんな道の駅だが、国土交通省により登録されるということでもわかるように、しっかりとした設置要件がある。主な要件は、

休憩機能
・無料で24時間利用できる
・充分な容量を持った駐車場
・清潔なトイレ(原則、洋式)
・子育て応援施設(ベビーコーナー等)
情報発信機能
・道路および地域に関する情報を提供(道路情報、地域の観光情報、緊急医療情報等)
地域連携機能
・文化狭量施設、観光レクリエーション施設などの地域振興施設
その他
・施設および施設感を結ぶ主要経路のバリアフリー化

となっている。

こちらが今回登録された4駅。

登録は毎年行なわれているが、これまでの1994駅から今回、

いわて北三陸:岩手県久慈市夏井町鳥谷第7地割3番地2(一般国道45号)
常総:茨城県常総市むすびまち地内(一般国道294号)
まえばし赤城:群馬県前橋市田口町36番地(一般国道17号 上武道路)
越前たけふ:福井県越前市大屋町第38号5番の1(一般県道越前 たけふ駅線)

の4駅があらたに登録され、合計で1198駅となった。

一番多いのはドコ?

さて、今回の4駅登録によって全国1198駅となった「道の駅」ですが、気になりませんか? どの地域が一番多いのか。では問題です。

Q:もっとも道の駅が多いのはどこでしょう?

まぁ、これはきっと優しい問題ですね。答えは

A:北海道

127駅もあるんですよ!
では、もっとも少ない都道府県はどこでしょう。これは簡単すぎるので(答えは後回し)、問題は

Q:全国で2番目に少ない都道府県はどこでしょう?

これ、筆者はちょっと悩みました。まぁ、すぐにおわかりになると思いますがいかがですか?

かつての取材時に時間がなく立ち寄ることの叶わなかった「道の駅 たまつくり」(次回こそ!)のある茨城県には16駅あります。

答えの発表の前に驚いたその設置数を。この2都道府県以外は最低10箇所なんです。一番少ないところは1箇所。それはわかるんですが、2番目に少ないところは4箇所と場所のわりに少ないな、という印象を持ちました。道の駅と同等の直販所などがあるからでしょうか。はい、答えは

A:神奈川県

でした。どうでしょう。ちょっと少ないな、と思いませんでしたか? で、一番少ないのはわざわざ発表することでもありませんが、東京都です。「え、東京にも道の駅ってあるの?」と思われるかたもいらっしゃるでしょう。

どこかといえば、「道の駅・八王子滝山」。
中央自動車道八王子ICから国道16号を川越方面に向かい左入橋交差点を左折して約500m(八王子ICから約5分)の場所に位置しています。

こちらが全国一覧。お住まいの地域は何駅かな。

あまり知られていませんが……

で、あまり知られていませんが、「道の駅」には、「道の駅スタンプラリー」というものがあるのです。
道の駅スタンプブックを購入し(300円~地域により異なります)スタンプを集めると、その数によって賞に応募できたり、プレゼントとの引き換えができたりします。スタンプブックによっては、協賛施設で利用できるクーポンがついていることも。

全国制覇するともらえる記念品。全国「道の駅」スタンプラリー制覇認定証 及び 全国「道の駅」スタンプラリー制覇記念ステッカー(写真右3種)(画像は道の駅公式HPより)全国「道の駅」スタンプラリー詳細はリンクより(別ウインドウで開きます/外部サイト)https://www.michi-no-eki.jp/stamprally

スタンプは、北海道・東北・関東・北陸・中部・近畿・中国・四国・九州/沖縄、の9ブロックにわかれているので、「どうせ全国回れないし……」ということもありませんよ(ちなみに、9ブロックを全制覇すると表彰されます)。

夏休みは始まったばかり! これからでも間に合いますよ。クルマ旅のお供に、ドライブの目的地に、道の駅めぐりを楽しんでみませんか?

あらたな取り組み

2020年からの第3ステージでは、広域的な防災機能を担うための対策を強化した「防災道の駅」をあらたに導入することが発表され、2025年までに地域防災計画に位置づけられた約500駅をすべて「防災道の駅」とする目標が掲げられた(2020年時は15駅/2021年時には今後設置される2箇所を含む全国39箇所が選出された)。

もちろん各「道の駅」でも、地域の防災計画に基づいて、BCPの策定・防災訓練など災害時の機能確保に向けた準備を着実に実施すること、そしてこれらの活動情報は、災害時に国や自治体、連絡会等でいち早く共有され、関係機関の支援も受けながら、道の駅が地域の復旧・復興の拠点として貢献することを目指している。
「道の駅」がこのような取り組みをしていることはあまり知られていないと思うが、自然災害も激甚化する昨今、とても心強く、すばらしい取り組みだと思う。

だが、難しいことはこの際置いておこう。筆者は行くと落ち着く・楽しい場所であることが「道の駅」の最重要要件だと思っているので、これからも「道の駅」ファンのひとりとして、たくさん足を運び、楽しみたいと思っている。

道の駅公式ホームページはこちらから(外部サイト)
国土交通省・道の駅案内はこちらから(外部サイト)
BCP(事業継続計画)とは:企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のこと(中小企業庁HPより)。
ドライブ情報はこちらからも!
渋滞になったら高速道路を降りて、道の駅へ寄ってみるのもいいかも。

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