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三菱の知見が活きるPHEV トルクフルに走るガソリン車
2017年末にデビューし、20年末に大規模なマイナーチェンジを実施したエクリプスクロス。同クラスではコンパクトなボディで、SUV的荷役より軽快な走りを身上とする。
エクステリア
マイナーチェンジではボディへの補強や構造用接着剤の追加を行ない、走行性能を大幅に向上。同時にディーゼルエンジンが廃止され、国内向けのラインナップは1.5lガソリンターボと2.4lガソリンエンジンのプラグインハイブリッド(PHEV)の2種類となった。
インストルメントパネル
PHEVとは、電源〝プラグ〞をクルマに〝イン〞することで充電できるハイブリッド車のこと。エクリプスクロスには 13.8kw/hのリチウムイオン電池が搭載されており、充電した電力だけで57.3kmを走行できる(WLTCモード)。
居住性
充電は家庭用100Vおよび200Vでできるほか、コンビニや高速のSA/PAにある急速充電器にも対応。約25分で80%まで充電できる。PHEVは4WD専用。前後独立したモーターで駆動するため、駆動力の配分比率は自在に制御が可能。これと四輪独立ブレーキ制御を組み合わせ、全天候・全地形で四輪のグリップ力を最大限に引き出す。
うれしい装備
月間登録台数 509台(21年10月~22年3月平均値) 現行型発表 18年3月(マイナーチェンジ 20年12月) WLTCモード燃費 16.4km/l※PHEV
ラゲッジルーム
ガソリン車は1.5lの排気量か ら2.4l自然吸気並みの最大トルクを引き出しており、動力性能の不足は感じない。トランスミッションはCVTだがエンジンがトルクで粘るため、回転数が先走るラバーバンド感は希薄だし、パドルシフトで8段階ステップ変速が可能。エンブレを強めたいときにも便利に使える。
※本稿は、モーターファン別冊ニューモデル速報統括シリーズVol.141「2022-2023 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。
http://motorfan-newmodel.com/integration/141