クラシックジープがEVに!モパーがSEMAショーでジープ、ラムトラックのカスタム・コンセプトカーを発表!アクティブオフロードトラックから実用性キャビントラックまで充実!

クライスラー系列のモパーが、ラスベガスで開催される2022年SEMAショーで3台のコンセプトカーを発表する。クラシックボディにEV駆動システムを組み合わせたジープ・サージコンセプト、モトクロスの高い走破性を強化させたラム 1500TRX ゴールドショットコンセプト、ラゲッジを拡大し仕事にもアウトドアにも使うことができるラム1500 バックカントリーXコンセプト。3台のコンセプトカーはどれも異彩を放つスタイルとワクワクするようなポテンシャルを秘めている。

ジープCJ サージコンセプト

ジープCJ サージコンセプトは、クラシックジープスタイルに効率的なバッテリー電動システムを融合させることを目的にカスタム設計・製造されたモデルだ。純血のジープ4×4であるCJサージコンセプトをベース車両に、400V/200kWの電動駆動モジュールを搭載。4輪への電力は24個のリチウムイオンバッテリーモジュールから供給され、トルクはギアリングが選択可能な2速トランスファーケースを介して伝達される。バッテリーモジュールは、キャビン後部のカスタムシェルに収納されている。

鮮やかなオレンジカラーとグロスブラックのコントラストが光るボディには、爽やかなサーフブルーのグラフィックが差し込まれアクティブな印象に。ボンネットとベゼルはグロスブラックペイントされ、ジープのアイコンである7スロットグリルも装備されている。マットブラックの18×9インチ ソリッドホイールには、35インチのBFグッドリッチ製オールテレインタイヤが装着され、Dana44アクスルは岩場などの過酷なオフロードも物ともしないポテンシャルを持ち合わせている。

フロントバンパーにはルビコン・ウィンチを搭載、ボディサイドにはサーフブルー牽引フックとBEVチャージポートが配置されている。コックピットにはロールケージが配置され、オフロード性能とルックスを強調。特注のソフトトップは走行中の日よけとして存分に機能を果たす。センターコンソールにはロータリーシフトノブとバッテリーインジケーターが装備され、実用性にも長けている。

ラム1500 TRX ゴールドショットコンセプト

ラム1500 TRX ゴールドショットコンセプトは、市販トラックの頂点に立つプレデターがモトクロス愛好家に向けてカスタム高性能トイホーラーに変身したモデルだ。702馬力を誇るラム1500 TRXをベース車両にサテンビターイエロー/サテンブラックペイントとマッシブなサイドグラフィックスが施され、見た目だけで攻撃的なポテンシャルを伺わせる。カスタムデザインのヴィンテージブロンズホイールには、37インチBFグッドリッチタイヤが装着され、パフォーマンス性能にも抜かりはない。

トラックの荷台にはバイク2台を簡単に搭載できるモパー製ベッドステップを搭載。トラックの荷台表面は、モパーのスプレー式テクスチャベッドライナーが施され、傷に対する保護性能を向上。キャビン後方にはRamBarアクセサリーバー+角型LEDライトが配置され、4,300ルーメンの非常に明るい光を発生させる。フロント&リアエンドには、メタルスキッドプレートが装着され、フロントスキッドプレートは、アプローチアングルを32.5度まで上げることができるようになっている。

プレミアムなインテリアは、ラム1500 TRXの市販モデルから大きな変更はなく、シート、エアコン吹き出し口などのベゼルがアラスカゴールドカラーで装飾されている。スポーツシートはアルカンターラスエードを使用したプレミアムシートを搭載。フロントシート後部にはTRXロゴが、ショルダーボルスターにはモパーのロゴが施されている。

ラム1500 バックカントリーXコンセプト

ラム1500 バックカントリーXコンセプトは、仕事と遊びの両立を考えるトラックオーナーに持ってこいのコンセプトトラックだ。クラス独自のラムボックスカーゴマネジメントをベース車両に、カスタム設計のラムパックとラック機能を備え、ピックアップモデルの機能性を損なわずに収納スペースを大幅に拡大されている。

注目すべきポイントは、やはり一体化されたラムパック・ストレージコンパートメントだろう。標準の荷台の上部に配置され、カーボンファイバーのハッチ型パネル1つで開くようになっている。これによって収納スペースは、68%以上拡大された348リットルを実現している。ボディサイドには、ブラック+オレンジカラーの流線デカールが配色され、大きなボディにも流れるような爽快感が演出されている。フロントにはグリルガードにLEDオフロードライトを4つ配置。さらに、牽引フックに20×9インチホイールを装着し、オフロードモデルにしかできないアグレッシブさを強調している。

インテリアは、エクステリアよりもシックな印象のニュートラルグリーンのフロントシートを搭載。オレンジのアクセントステッチがステアリングホイール、ドアパネルなど各所に配置され、アクティブさを忘れさせない印象に。エアベントコントロールもオレンジ配色され、カスタム感が演出されている。フロントシートの間にはセンターアームレストと内部にカスタムワークスペースが用意されている。

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