【2022】車用掃除機おすすめ10選｜シガーソケット接続やコードレス式

車用掃除機とは

車用掃除機とは、文字通り自動車の利用を主な目的とした掃除機です。

複数の部屋を掃除する家庭用掃除機とは異なり、自動車の車内という限られた空間のみ掃除するといった性質上、コンパクトで取り回しのよい製品が多いのが大きな特徴。また、家庭用コンセントが使えないケースも珍しくないため、シガーソケットから給電したり事前に家庭などで充電したりして使用する製品が多いのも特徴と言えるでしょう。

コンパクトな製品が中心となるため、ひと昔前は吸引力がいまひとつといった製品もありましたが、現在は吸引力も大幅にアップしカーペットの隙間などにある砂埃や細かなダストもしっかりと吸引し、車内の清潔さを保ってくれます。

車用掃除機のメリット

車用掃除機を購入・使用するメリットとして、以下の4点が挙げられます。

車用掃除機は、車内という限られた空間のみ掃除することを目的として製造されているため、そのボディは非常にコンパクト。また、シートやセンターコンソールの間にあるダストを吸い込むためにノズルが細めに作られているのも特徴です。

また、ほとんどの自動車に備わるシガーソケットから給電したり、充電に対応したりするなど電源の取りやすさに優れているため、車内に常備しておくことでいつでもスグに使うことが可能。価格も家庭用の掃除機と比べてリーズナブルというのも大きなメリットです。

車用掃除機の選び方｜吸引力や電源方式など

車用掃除機と言っても、吸引力や電源方式などは製品によって異なり、その種類は様々。ここでは、愛車を常に清潔に保ってくれる車用掃除機の種類と選び方について解説します。

車用掃除機の吸引力を確認する

砂埃などのダストを吸い込む車用掃除機を選ぶうえで欠かせないのが、吸引力をはじめとする清掃に関する能力になります。ここでは、車用掃除機選びで着目したいポイントについて解説します。

吸込仕事率が大きいほど強力に吸い込める

掃除機が持つ吸引力の指標として役立つのが「吸込仕事率」と呼ばれる数値です。この数値はJIS規格によって定められており、W（ワット）単位で表記されています。基本的に数値が大きくなればなるほど吸引力が大きくなりダストを吸い込みやすくなりますが、消費電力も大きくなるため、充電式の場合は駆動時間が短くなる場合もあります。

10W以下～30W程度のものが主流となりますが、価格も吸込仕事率に比例して高くなる傾向にあることに加え、掃除機の先端に取り付けるノズルの形状やブラシによって吸引力が変わるため、価格の性能、使用頻度などのバランスを考えて購入しましょう。

ダストピックアップ率が高いとよりクリーンに

ダストピックアップ率は、IEC（国際電気標準会議）によって制定された掃除機が持つ性能の目安となる基準です。実際にどれだけのダストを吸い込めたかを計測し、それをパーセンテージで表されます。

まだ、公式にアナウンスしているメーカーは少ないものの、ダストピックアップ率が100%に近いほど、ダストのキャッチ能力が高い製品と判断できます。

車用掃除機の電源方式で選ぶ

車用掃除機には、大きく分けてコード式とコードレスの2種類が存在しています。これらのメリットとデメリットを正しく把握しておくことで自分にぴったりの車用掃除機を選ぶことができます。

シガーソケット＆コード式ならじっくりと掃除できる

自動車に備わるシガーソケットから給電を受けるタイプの車用掃除機なら、駆動時間を気にすることなくじっくりと掃除を行うことが可能です。

ただし、ミニバンや大型SUVをはじめ、セダンのトランクなどを掃除する場合、シガーソケットから離れた場所まで掃除機が届かなければ本末転倒。概ね3m以上の電源コードを持つ製品を選んでおけば、車内の隅々まで届くでしょう。

コードレス式なら車の隅々まで手が届きやすい

バッテリーを内蔵したコードレス式のメリットは、何といっても車の隅々まで手が届きやすい点にあります。あらかじめ充電を行っておく必要があるというひと手間が必要になるものの、自由自在に取りまわせるため使い勝手は抜群です。

その半面、バッテリーが切れてしまうと掃除が続行できないことに加え、吸引力が高い製品になると駆動時間が短くなってしまうというデメリットも存在しています。こまめに掃除を行っており、短時間で済ませる機会が多いドライバーにおすすめです。

車用掃除機の集じん方式で選ぶ

集じん方式は、車用掃除機の使い勝手や性能を大きく重要な要素のひとつ。紙パック式とサイクロン式が持つ特徴をそれぞれ理解し、自分の用途に合った車用掃除機選びを行ってみましょう。

紙パック式ならパックごと捨てるだけでお手軽

紙パック式は、吸引したダストを紙パック内に集める仕組みを持った掃除機です。

ダストがいっぱいになったら紙パックを外して捨てるだけなので手を汚すことなく交換できるといったメリットがある半面、消耗品として紙パックを購入し続ける必要があるためランニングコストが必要になります。

また、一般的にサイクロン式と比較すると微細なダストのキャッチ性能は及びません。

サイクロン式なら微細なゴミまで吸い取れる

吸い込んだダストと空気を回転させることで分離してくれるサイクロン式は、吸引力が強く微細なダストもキャッチ可能。ダストを集めるカップがいっぱいになっても吸引力が落ちにくいといったメリットもあります。

紙パック式とは異なり消耗品を買い続ける必要がない半面、カップからゴミを捨てる際、ダストが舞いやすいというデメリットも。ゴミ捨ては車外で作業を行う必要があり、水洗いなどで清潔さを保つなど、定期的なメンテナンスが必要となります。

800～1,000gを目安に片手で扱いやすい重さの製品を選ぶ

室内空間が広いとされるミニバンであっても、大人が移動するには腰を屈める必要があるなど、自動車内の移動には一定の制限があります。掃除をする場合も例外ではなく、膝や腰に負担が生じるため、車用掃除機は軽いに越したことはありません。

概ね、800～1000g程度の軽い製品を選べば、車内での移動はもちろん、フロアマットなど屈まないと行えない箇所の掃除を行う際の負担が軽減されます。

車用掃除機の使い勝手が向上するその他のポイント

吸引力や給電、集じん方法など、車用掃除機としての基本機能だけでなく、プラスαの機能に注目して製品を選べば、より掃除が快適に行えます。ここでは、あると便利なその他の機能について紹介します。

アタッチメントが豊富だと細かい箇所まで掃除しやすい

シートやセンターコンソール周りなど、手や掃除機が入りにくい箇所の掃除に便利な極細ノズルをはじめ、砂埃をかき出すブラシなどアタッチメントが豊富に含まれる製品を選ぶことで掃除の快適さがグンとアップ。

延長ホースや延長パイプが備わる製品なら、家庭用掃除機と同じような感覚で掃除がおこなえるため、腰や膝への負担も大幅に減らすことができます。

LEDライト付きなら暗い場所のゴミや汚れを見つけやすい

たとえ日中であっても自動車内は、シートやフロントパネル、コンソールなどの陰になっている部分は暗くて見えにくいケースも少なくありません。

LEDライトを備える車用掃除機を使用すれば、シート下やフロントパネル下などのスペースの視認性も大幅にアップ。見えにくい箇所に潜むダストもしっかりと吸い出すことができます。

湿乾両用モデルなら濡れたマットも掃除できる

湿乾両用モデルなら、飲み物をこぼしてしまった場合や突然の降雨などで濡らしてしまったフロアマットの水分を取り除くことが可能です。

また、ダストカップの容量によって一度に吸い取れる水分量は限られますが、フロアマットを水洗いし、その水分を素早く取り除くといった用途にも使用可能。ダストを吸い出すだけでなく水洗いによって清潔さを保ちたいというドライバーにもおすすめです。

車用掃除機おすすめ10選｜吸引力が高い・乾湿両用など

以下では、車用掃除機のおすすめ製品を紹介します。車用掃除機の特徴やスペック、価格などを比較しながら、購入する車用掃除機選びの参考にしてください。

車用掃除機1. ブラック・アンド・デッカー フレキシーオート2

高い吸引力を持つサイクロン式を採用したシガーソケット型の車用掃除機。ワンタッチでゴミ捨てに対応したダストケースは、水洗いにも対応しています。

隙間の掃除もしやすい先細ノズルをはじめ、無理のない体制で隅々まで掃除できるコンビネーションノズル、収納に便利なバッグを同梱するなどアクセサリーも充実。コードを本体に巻き付けてコンパクトに収納できるため自動車に常備させておきたいドライバーにおすすめです。

車用掃除機2. クレトム 2ウェイパワーもも太郎

世界最高水準の性能を持つマブチモーターを採用したハンディクリーナー。重量もわずか360gと非常に軽量・コンパクトで長時間掃除したときの負担も大きく軽減してくれます。

取れにくいダストを浮き上がらせるブロワー機能を備えるほか、シートの掃除に便利なブラシや隙間掃除に便利な先細ノズルなどアタッチメントも充実しています。

車用掃除機3. ブラック・アンド・デッカー 乾／湿両用ダストバスターオート

うっかりこぼしてしまった飲み物の吸引はもちろん、降雨時に濡らしてしまったフロアマットの掃除も行える乾／湿両対応の車用掃除機。水洗いに対応したダストケースを採用しており、ゴミ捨ても手を汚さずワンタッチで行えるなど衛生面も安心です。

時間を気にせずたっぷり使えるシガーソケット給電タイプとなっており、液体吸引ラバーパッドや隙間掃除に便利な先細ノズル、ブラシノズルや蛇腹ノズルなど6つものアタッチメントを同梱。車内での保管に便利な収納バッグも備わっています。

車用掃除機4. アイリスオーヤマ 充電式ハンディクリーナー

寿命が長く騒音も抑えるDCブラシレスモーターの採用によってパワフルな吸引力を持ちながら軽量・コンパクトを実現したハンディ掃除機。隙間ノズルとブラシノズル、2種類のアタッチメントが同梱されています。

コードレスとなっているため持ち運びやすく、車の隅々まで自由自在に掃除することが可能です。1回の満充電で約20分、強モードでも15分ほど使用できるため、時間を気にせず掃除することも可能。置くだけで充電できるため、使いたいときにサッと取り出すだけで手軽に掃除を始めることができるのもメリットです。

車用掃除機5. ジェットイノウエ サイクロンクリーナー ツイスター

遠心力を利用し、空気とダストを強力に分離するサイクロン式を採用したDC24V専用の車用掃除機です。隙間ノズルやフロアノズルをはじめ、ソフトブラシやフレキシブルホースなど5種類のアタッチメントと収納バッグ、交換用フィルターを同梱するなど、アクセサリーも豊富です。

ただし、本製品は主にトラックやバスなど、バッテリー2個を列でつないでいるトラックやバス向けの製品となっており、一般的なDC12Vの乗用車では使用できない点に注意が必要です。

車用掃除機6. 山善 ハンディクリーナー 電池式

重量わずか290gと非常に軽量でコンパクトなボディを持つハンディ掃除機。単三乾電池で駆動できるため、充電切れの心配もなく乾電池さえあればいつでも掃除が行えます。

隙間ノズルが付属しているため、シートやセンターコンソールなどの隙間もキレイに掃除が行え、ダストカップ式となっているため手を汚さずにゴミ捨てが行えます。

車用掃除機7. クレトム ダブルモーターサイクロンもも太郎

サイクロン方式の本体とモーターを内蔵するパワーブラシのダブルモーター方式を採用した車用掃除機。起毛素材に潜むノミやダニも強力に吸い取れるため、害虫を気にする人はもちろんペットを乗せる機会が多いドライバーにもおすすめです。

DC12Vのシガーソケット式となっているため、駆動時間を気にすることなくじっくりと掃除することが可能。フロアマットの掃除に最適な延長ホースと隙間ノズルが備わっているほか、車内に常備しておくのに最適な収納袋も同梱されています。

車用掃除機8. 山善 コードレス ハンディクリーナー（ブラシノズル&隙間ノズル付）

思い立ったその瞬間に掃除が行えるコードレスタイプのハンディクリーナー。連続10分と車内の掃除なら必要十分の駆動時間を実現しています。

フロアマットなどの起毛素材に詰まったダストも吸い出しやすいブラシノズルと隙間ノズルの2種類を同梱。パーツ数を抑えることで手入れもしやすく、水洗いにも対応しているため常に清潔さを保つことができます。

車用掃除機9. 山善 ウェット&ドライ コードレスハンディークリーナー（吸水ノズル&ブラシノズル&隙間ノズル付）

紙パック不要で水洗いにも対応したダストカップを採用した乾湿両対応のハンディクリーナー。誤ってこぼしてしまった飲み物などの吸い取りに便利な吸水ノズルの同梱で素早く水分を取り除くことが可能です。

バッテリーを内蔵するコードレスモデルとなっており、連続15分と車内の掃除なら必要十分な駆動時間を持っています。

車用掃除機10. マキタ 充電式クリーナ CL121DSH

プロも愛用する電動工具の総合メーカー「マキタ」の車用コードレス掃除機。肩掛けに対応するほか、フロアマットやドアステップなど床面の掃除も容易にするラバーノズルも同梱されているため、体への負担も大きく軽減。

標準、強、パワフルの3モードが搭載されているほか、ダストを吹き飛ばすブロワーにも対応し、満充電で最大25分もの駆動が可能です。集じん方式に紙パック式を採用しているため、集めたごみは手を汚すことなく紙パックごと捨てられます。

車用掃除機おすすめ製品の価格比較表

【Q&A】車用掃除機について多い質問

以下では、車用掃除機について多い質問・疑問に回答します。

Q. 車用掃除機と家庭用掃除機の違いは？

車用掃除機は、いくつもの部屋を掃除する家庭用掃除機とは異なり、車内という限られた空間のみ掃除できればいいためサイズは非常にコンパクト。車内に常時置いておいても邪魔にならないため、思い立ったその瞬間から掃除することが可能です。

また価格もリーズナブルとなっており、数千円台で購入可能な製品がほとんど。ほとんどの自動車に搭載されているシガーソケットから電源が取れる製品も多く、じっくりと掃除を行うことも可能です。

Q. 車用掃除機で狭い場所を掃除するには？

センターコンソールボックスとシートの隙間やシート下など、掃除機が入らない箇所の掃除をするには、極細ノズルが必須となります。車用掃除機の多くに同梱されているので購入前に確認しておきましょう。

また極細ノズルのほかにも延長ホースや延長パイプなどのアタッチメントが同梱されている製品を選べば、手が届きにくいシート下などのスペースも無理な体制を取ることなくスムーズに掃除することが可能です。

Q. プラスαの便利機能を持つ車用掃除機もある？

車用掃除機の一部には、ガソリンスタンドやコイン洗車場などに設置される掃除機のようにエアーを吹き出すブロワー機能を備えるものがあったり、置くだけ充電に対応するなどプラスαの機能を持ったりする製品も存在しています。

また、タイヤの空気入れが備わる製品も存在するなど、掃除機以外の機能も搭載されているものもあります。このような製品を選ぶことで掃除だけでなく、日常メンテナンスに利用することが可能です。

車用掃除機は口コミ・レビューも参考に購入しよう

軽量コンパクトでクルマの隅々まで掃除ができる車用掃除機は、カー用品の中でも人気のある製品となっており、その種類も多岐に渡っています。

吸引力や給電方法など、その種類は様々ですが車内の広さや掃除の頻度、自身の掃除に対する負担の軽減、そしてもちろんコストのなどのバランスも考慮することが大切です。実際に使用しているユーザーのレビューや口コミなども参考にして自分に合った一台を探してみましょう。

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