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5代目への進化のキーワードは「Hybrid Reborn」
プリウスは、1997年の誕生から25年間ものあいだ、車名が意味する「先駆け」の言葉通り圧倒的な燃費性能を備えたエコカーとしてHEVの普及を牽引し続けてきた、トヨタを代表するエコカーだ。
フルモデルチェンジを果たし、5代目へと進化した新型プリウスは「Hybrid Reborn」をコンセプトに「一目惚れするデザイン」と「虜にさせる走り」を強調。「世界で最も効率のよいハイブリッドであること」を前提としながらも、エモーショナルな愛車となるよう開発が進められたという。
ボディサイズ(先代比)※は、全長4600mm(+25mm)×全幅1780mm(+20mm)×全高1430mm(-40mm)、ホイールベース2750mm(+50mm)となっている。第2世代TNGAプラットフォームを採用し、「モノフォルムシルエット」を引き継ぎながらも、さらなる低重心化や19インチ細幅大径タイヤ、ワイドトレッド化などスタイリッシュに進化している。(※2WD・Zグレード)
パワートレインは1.8ℓと2.0ℓのハイブリッド、2.0ℓのプラグインハイブリッドをラインナップ。なかでもプラグインハイブリッドは高い動力性能を有していて、223psを発揮し、0〜100km/hの加速は6,7秒に達する。
日本では今冬の発売が予定されていて、北米・欧州をはじめ順次グローバルに展開する。
「Hybrid Reborn」のアイコンとして、エモーショナルなデザインへシフト
『感性に響く』スタイリッシュな外形デザイン
エクステリアデザインは、プリウス独自のアイコンである「モノフォルムシルエット」を引き継ぎながら、第2世代TNGAプラットフォームによる、さらなる低重心化や、19インチ大径タイヤの採用よって、よりスタイリッシュなプロポーションへ生まれ変わった。
シンプルでありながら抑揚のあるボディ造形は、長く愛されるための「感性に響くエモーション」と「普遍的な美しさ」を表現。ハンマーヘッドをモチーフとした機能性とデザイン性を高次元で両立したフロントデザインと、薄型一文字のリヤコンビネーションランプを配したリヤデザインで、プリウスの持つ先進性をさらに引き立てている。
ボディカラーは全8色を設定。うち2色は、スポーティな印象を与えるソリッドカラーベースの「アッシュ」と「マスタード」が新色となる。
『走りのワクワク感』と『上質さ』を両立させた内装デザイン
インテリアは「アイランドアーキテクチャー」コンセプトにより、圧迫感のない広々とした空間と運転に集中しやすいコックピットを両立。直感的に操作ができ、ドライビングを楽しめる室内空間といる。
黒を基調した室内全体に、インストルメントパネルとシートステッチの加飾をコーディネーション。スポーティでありながら新しい上質感を両立。インストルメントパネルには、トヨタ初採用の「イルミネーション通知システム」を設定し、アンビエントライトとして室内を彩るだけでなく、トヨタセーフティセンスと連動する新機能をデザインに取り入れている。対象物を検知した際、アラームが鳴る前にイルミネーションの点滅でドライバーへ注意喚起し、より安心なドライブをサポートする。
低燃費と気持ちいい走りを両立した、新世代ハイブリッドシステム
2.0Lプラグインハイブリッドシステム
従来型を大幅に上回る加速性能と静粛性を実現した、2.0Lプラグインハイブリッドシステムをトヨタ初採用。高効率のダイナミックフォースエンジンと、高出力の駆動用リチウムイオンバッテリーの組み合わせで、従来型同等の低燃費を維持しつつ、164kW(223PS)ものシステム最高出力を達成。PHEVならではの力強い加速性能は0-100km/h加速で6.7秒をマークするなど、高い動力性能を実現している。
駆動方式は、最新のE-Fourを設定。高出力モーターの採用などにより、雪道をはじめとする低μ路での登坂性能や旋回時の安定性がさらに向上している。
さらなる進化を重ねた「第2世代TNGAプラットフォーム」を採用
熟成を重ねたTNGAプラットフォームをベースに、新型プリウスのエモーショナルなデザイン・走りを実現するための改良を施した第2世代TNGAプラットフォームを開発し、低重心化や大径タイヤの採用を実現した。ボディの各所に補強を施し、より剛性を高めたほか、静粛性も向上。足回りでは、改良を加えたフロント:マクファーソンストラット式/リヤ :ダブルウィッシュボーン式のサスペンションによって、直進ではどっしりと、コーナーではドライバーの意図に応じた車両応答性、ライントレースのしやすさを実現。最新のパワートレーンとの組み合わせで、乗った人を虜にさせる運動性能を備えている。
先進安全・運転支援システムが充実
アクセサリーコンセント(AC100V・1,500W)をセンターコンソール後端とラゲージルームの2か所に設置。エンジンを始動せずにバッテリーだけで給電する「EV給電モード」、バッテリー残量が低下するとエンジンで発電する「HV給電モード」が選択可能。給電時に室内への虫などの侵入や雨天での雨水の侵入を防ぐ外部給電アタッチメントを標準でご用意し、ドアガラスを閉じたままでの外部給電を可能となった。
PHEVでは、太陽光をより効率よく電気に変える第2世代の「ソーラー充電システム」を設定し、1年間で走行距離約1,250km分に相当する電力を生み出すことができる。駐車中は発電した電力を駆動用バッテリーに充電し、走行だけでなく、エアコンなどさまざまな機能に電力を供給。走行中は、発電した電力で補機バッテリー系統の消費を補うことができる。
フロントはトヨタセーフティセンスの単眼カメラ、リヤは電子インナーミラーの後方カメラを活用した、車載型のドライブレコーダーを設定。カメラや配線の後付け感がない、すっきりとした見映えに加え、データはECUに保存することで、SDカードで起こりやすいデータ破損などのトラブルを避け、大切な撮影データをしっかり管理します。
その他にも、最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を標準装備。検知対象を拡大している。トヨタチームメイトでは、高度運転支援システム「アドバンストパーク(リモート機能付)」を設定。様々な駐車シーンでスムースな駐車・出庫を自動で行うことができ、加えて車外から専用スマートフォンアプリを操作することで、遠隔での駐車・出庫も可能となった。