車体重量109kgの軽量化を実現! SWM RS125R

RS125Rは水冷4ストローク単気筒DOHC 4バルブ124.7ccエンジンを搭載した、オフロードの入門的なモデル。ボア径×ストローク長は、回転を上げてパワーを稼ぐ、スポーティな58.0mm×47.2mmのショートストローク型。最高出力は欧州における125ccクラス枠の上限となる11kW(15ps)を発揮する。

フレームはRS300Rと同様の、強靭なスチール製シングルビームダブルクレードルを採用。前後ホイールはモトクロッサーならではの、衝撃吸収性に優れたワイヤースポーク型とし、フロント21インチ・リア18インチを選択。前後ブレーキは優れた制動力を発揮するディスク式で、CBSも導入済みだ。

フロントサスペンションはインナー径Φ41mmの倒立型フォーク、リアサスペンションは調整機能付きのモノショック型を導入。大径ホイール採用の125ccクラスながら、車体重量は109kgまで軽量化されている。

SWM RS125R(欧州仕様車) 主要諸元

■エンジンエンジン形式水冷DOHC4バルブ単気筒
総排気量124.7cc
ボア×ストローク58.0mm×47.2mm
最高出力11kw(15ps)/10,500rpm
最大トルク11Nm/8,500rpm
圧縮比12.8:1
始動方式エレクトリックスターター
燃料供給方式フューエルインジェクション
クラッチ湿式多板
ギア6速
燃料タンク容量7.2L
■寸法全長×全幅×全高2,236mm×820mm×1,230mm
ホイールベース1,465mm
最低地上高320mm
シート高950mm
車体重量109kg
■車体フレームスチールシングルチューブ ダブルクレードル
フロントサスペンション倒立式テレスコピックフロントフォーク(41mm)
リアサスペンションシングルハイドロリックショックアブソーバー
■ブレーキフロントブレーキシングルスチールディスク(260mm)
リアブレーキシングルスチールディスク(220mm)
■タイヤ前後リム前:1.60×21 後:2.15×18
前後タイヤ前:80/90-21 後:110/80-18

RS125Rとの重量差はわずか2kg! SWM RS300R

RS125Rの兄貴分となるRS300Rは、水冷4ストローク単気筒DOHC 4バルブ297.6ccエンジンを搭載したパワフルなモデル。フレームはRS125Rと同様の、強靭なスチール製シングルビームダブルクレードルを採用。

ボア径×ストローク長はRS125Rと同じく、回転を上げてパワーを稼ぐタイプの、極めてスポーティといえる83.0mm×55.0mmの超ショートストローク型。エンジンは12.9の高圧縮に設定され、最高出力は20kW(27.2ps)を発揮する。

前後ホイールは凹凸路の走行時などに衝撃を吸収してくれる、モトクロッサーならではのスポーク型とし、フロント21インチ・リア18インチの異径サイズに設定。前後ブレーキはハイパワーをフォローする高性能なディスク式を採用し、バイクビギナーにも優しいCBSを導入。前後キャリパーは世界が認める、贅沢なブレンボ製を選択。

前後サスペンションはKYB製とし、フロントはインナー径Φ48mmの倒立型フォーク、リアサスペンションはスプリングプリロード、コンプレッション&リバウンドの調整機能付きモノショック型をチョイス。

車体重量は297.6ccモデルとしては驚愕の111kg。ちなみにRS125Rは109kg。RS300Rは297.6ccながら、124.7ccのRS125Rに匹敵する超軽量化を実現している。

SWM RS300R(欧州仕様車) 主要諸元

■エンジンエンジン形式水冷DOHC4バルブ単気筒
総排気量297.6cc
ボア×ストローク83.0mm×55.0mm
最高出力20kW(27.2ps)
最大トルク
圧縮比12.9:1
始動方式エレクトリックスターター
燃料供給方式フューエルインジェクション
クラッチ湿式多板
ギア6速
燃料タンク容量7.2L
■寸法全長×全幅×全高2,267mm×820mm×1,285mm
ホイールベース1,483mm
最低地上高300mm
シート高955mm
乾燥重量111kg
■車体フレームスチールシングルチューブ ダブルクレードル
フロントサスペンションKYB製倒立式テレスコピックフロントフォーク(Φ48mm)
リアサスペンションKYB製シングルハイドロリックショックアブソーバー
■ブレーキフロントブレーキシングルスチールディスク(260mm)+ブレンボ製キャリパー
リアブレーキシングルスチールディスク(240mm)+ブレンボ製キャリパー
■タイヤ前後リム前:1.60×21、後:2.15×18
前後タイヤ前:90/90-21(ミシュラン コンペティション IV)、後:140/80-18(ミシュラン コンペティション IV)

ミドル級の501ccモデルだが車体重量は116kg! SWM RS500R

RS-RのフラッグシップモデルとなるRS500Rは、最高峰に相応しい、超パワフルな水冷4ストローク単気筒DOHC 4バルブ501ccエンジンを搭載。

ボア径×ストローク長はRS125RやRS300Rと同じく、回転を上げてパワーを稼ぐタイプの、スポーティな97.0mm×67.8mmの超ショートストローク型に設計。エンジンはRS300Rと同じ12.9の高圧縮に設定され、最高出力は25kW(34ps)を発揮する。

スポーク型の前後ホイールは、フロント21インチ・リア18インチをチョイス。フロントブレーキはΦ260mmディスクローターに、ブレンボ製4POTキャリパーを組み合わせ。切り替え可能なABSシステムも導入されており、走りや使い方に合わせ、自由にオン・オフが可能だ。

前後サスペンションはKYB製とし、フロントはインナー径Φ50mmの倒立型フォーク。リアサスペンションはスプリングプリロード、コンプレッション&リバウンドの調整機能付きモノショック型をチョイス。

車体重量はミドル級の501ccモデルとしては異例の116kg。なお、弟分のRS125Rは109kg、RS300Rは111kg。シリーズ3モデルとも、超軽量化を実現しているのがポイントだ。

SWM RS500R(欧州仕様車) 主要諸元

■エンジンエンジン形式水冷DOHC4バルブ単気筒
総排気量501cc
ボア×ストローク97.0mm×67.8mm
最高出力25kW(34ps)
最大トルク
圧縮比12.9:1
始動方式エレクトリックスターター
燃料供給方式フューエルインジェクション
クラッチ湿式多板
ギア6速
燃料タンク容量7.2L
■寸法全長×全幅×全高2,240mm×820mm×1,285mm
ホイールベース1,495mm
最低地上高250mm
シート高955mm
乾燥重量116kg
■車体フレームセミダブルクレードル
フロントサスペンションKYB製倒立式テレスコピックフロントフォーク(Φ50mm)
リアサスペンションKYB製シングルハイドロリックショックアブソーバー
■ブレーキフロントブレーキシングルスチールディスク(260mm)+ブレンボ製4POTキャリパー
リアブレーキシングルスチールディスク(240mm)+ブレンボ製キャリパー
■タイヤ前後リム前:1.60×21、後:2.15×18
前後タイヤ前:90/90-21(ミシュラン コンペティション IV)、後:140/80-18(ミシュラン コンペティション IV)
SWMが太足の新型スクランブラー「SIX6 500」を発表!オフ走行もこなす強靭な足周り【EICMA2022】

1971年に創業。1984年に製造を一旦中止したものの、2014年に中国のShinerayグループと手を組んで復活したイタリアンブランドがSWM。2022年11月8日~11月13日にイタリア・ミラノで開催された世界最大のモーターサイクルショー「EICMA(エイクマ)」において、SWMはスクランブラースタイルの新型「SIX6 500」を発表。国内での発売は未定。 REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)

https://motor-fan.jp/bikes/article/59549/
125ccには豪華すぎる足まわり。125ccだから本気のモタードを楽しめる|SWM・SM125R FACTORY

テスターの後藤は、90年代からモタードを追いかけて世界中のメーカーやモタードマシンを取材してきた。世界選手権のワークスマシン試乗会にも参加したことがある。 本物のモタードマシンをたくさん見てきたわけだが、そんな目で見てもSWN SM125R Factoryのデザインや各部の作り込みは素晴らしいと思った。 REPORT●後藤 武(GOTO Takeshi) PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke) 問い合わせ●SWM(https://www.swm-motorcycles.jp) 取材協力●BEAR SETAGAYA ※2020年4月19日に掲載した記事を再編集したものです。 価格や諸元、カラーバリエーションが現在とは異なる場合があります。

https://motor-fan.jp/bikes/article/25551/
古典的なスタイリングと最新鋭エンジンが融合|SWMアウトロー125試乗

1971年に創業、1984年に製造を一旦中止したものの、2014年に中国のShinerayグループと手を組んで復活したイタリアンブランドがSWMだ。同国のビアンドロンノにある最新鋭の工場を拠点とし、ハスクバーナやモトグッツィの元技術スタッフが開発に携わっているという。今回試乗したのは、フルサイズの本格的なエンデューロモデルRS125Rの水冷シングルを搭載したネオクラシック、アウトロー125だ。 REPORT●大屋雄一(OYA Yuichi) PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke) 問い合わせ●SWM(https://www.swm-motorcycles.jp) 取材協力●BEAR SETAGAYA ※2020年2月10日に掲載した記事を再編集したものです。 価格や諸元カラーバリエーションが現在とは異なる場合があります。

https://motor-fan.jp/bikes/article/26516/