ヘッドライト&テールレンズの作り込みは秀逸
先代からすでにミニバンという枠を超えた高級車像を打ち立てていたアルファードは、フロントオーバーハングが45㎜伸びた以外、ディメンションを踏襲。日本国内でストレスなく取り回しができるサイズを踏襲しつつ、高級ホテルのエントランスに今まで以上に映えるような上質感、先進性を付与している。
アルファードが他を寄せ付けなかった迫力ある顔つきは、ヘッドライトとの連続性を持たせたことでよりワイドに見えるようになった。グリル部は先代のデザインを継承したブラック×クロームアクセントのコンビネーション。落ち着いた印象の中にも精緻で煌びやかさをもたらしている。
リアビューを印象づけているのはコンビランプで、こちらも精緻な作り込みと先進性を感じさせる仕上がりだ。細部を極限まで詰めることで、単なる箱型に見えない工夫が凝らされている。ボディサイドの凹凸を+20㎜となる44㎜までミリ単位で増やすことで、抑揚の効いたシルエットを実現している。
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STYLE WAGON 2023年8月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]