ついに開催された、記念すべき第一回目の「ジャパンモビリティショー」。東京モーターショーからネーミングチェンジで心機一転したイベントである。スタイルワゴン取材班は、そこで、目撃された未確認物体の正体を探るために南米アマゾン……ではなく東京ビックサイトへ向かった。そこで目撃したものは⁉ 全3回に分けて、その詳細をレポートします。
三菱ならではの電動化戦略に期待
ついに三菱自動車が月面探査車両の開発に本腰を入れるようだ。そんな情報をキャッチした取材班が三菱ブースで見たのは……どこをどう見ても疑う余地のない、月面探査車であった。その名は「デリカD:X」。
同社は地球の公道を走るためのオフロードミニバンとして「デリカD:5」というモデルを販売しているが、このモデルとの関連は近いものではなさそう…そう考えていた矢先、関係者から驚きの情報を得た。なんとこのデリカD:Xは月面探査車と見せかけつつ(嘘です)デリカの将来を示唆するモデルなのだというではないか。PHEVとした理由は、環境対策か?
シートはしっかりと3列。関係者に「これはいつ発売か?」と尋ねたら、「発売できればいいですね」とはぐらかされてまった。
期待度が高まる注目のクルマ達
正直に言おう。我々取材班はモビリティショーの開幕前に「本当に大丈夫なのだろうか?」という気持ちがあった。それは南米のジャングル探検に出かけて無事に戻ってこられるか?という心配ではなく、これまでのモーターショーのように見ごたえのあるイベントになっているのかどうかが気になったからだ。
しかし、結論からいえばそれは杞憂に終わった。各メーカーはさまざまな、訪れた人をワクワクさせるような車両を用意したことで、イベントとして見ごたえたっぷりだったのである。
そのレベルは、最後となった4年前の「東京モーターショーを超えるもの」といっても過言ではない。それが命からがらモビリティ会場から脱出を果たし生還できた我々の率直な印象だ。
2年後の次回に向けて我々取材班は情報収集を重ねていく。
HONDA
PRELUDE
Concept
HONDA
PRELUDE
Concept
昭和末期に大ブレイクしたプレリュードがまさかの復活を宣言(本当)。デートカーが再び流行となる日が来るか⁉
SUZUKI ewx
軽自動車のEVを示唆するコンセプトモデル。なんとなくハスラーに似ている気もするが……気のせい?
SUZUKI evx
このイメージの市販車を、欧州とインド、そして日本で2025年までに発売するとか。世界戦略EVだ。
BMW iX2
小型SUVの「X2」がフルモデルチェンジし、電気自動車版の「iX2」とともに世界初公開!
Mercedes-Benz
Concept EQG
Gクラスの電気自動車バージョン。展示車両はショー用の厚化粧だが、それを薄くして市販するらしい。
BYD DENZA D9
BYD DENZA D9
EVとPHEVを展開する高級ミニバン。アルファードよりひとまわり大きい。日本でも売るのか?
キャンピングカーをはじめ流行りのカスタムも登場だ
日本RV協会によるキャンピングカーエリアも出現。人気ビルダーが手がける様々なキャンピングカーは、スタンダードなハイエースのバンコン仕様や、有名ブランドとのコラボ仕様を用意するほか、トヨタではシエンタをベースとしたコンセプトモデルのJUNOなど、実用性の高さが魅力のクルマが勢揃い。
新車に限らず、カスタムに対しても注目度が高い。人気ホイールブランド、レイズ「ベルサスVV21S」のプロトタイプは、A.M.Tによるマシニングの上から塗装を施し、2色のカラーを採用。
▷第1回ジャパンモビリティショー探訪 まとめはこちら
STYLEWAGON(スタイルワゴン)2023年12月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]
キーワードで検索する