KW車高調、乗り心地のヒミツは独自のバルブシステム!【40系アルファード&ヴェルファイア●サスペンションチューン事始め #001】

最終テスト中! 世界基準のサスペンションキット「KW車高調」今秋発売に向け

・ダウン量控えめで乗り心地14の「V3レベリング」
・スポーティな味付けが特徴の「V3」
・両モデル共に伸び側&縮み側で減衰力調整が可能

快適性と運動性を高次元で両立

KWといえば欧州発の世界的サスペンションメーカーで、レースシーンでも多くのチームが採用している信頼のブランド。国産ミニバン用としては唯一30アル&ヴェル用がリリースされている。アル&ヴェルが40系に進化したことから、KWでも開発を開始、2024年秋頃のリリースを目指して現在最終テスト中だ。

対応機種は〝ストリートコンフォート〟の「V3レベリング」と〝ストリートパフォーマンス〟の「V3」の2タイプ。V3レベリングはダウン量を控え目にし、ストリートでの乗り心地や快適性を重視したモデル。V3はV3レベリングよりもスポーティな味付けが特徴。V3&V3レベリングともに、減衰力を伸び側(16段)と縮み側(12段)で別々に設定できる2ウェイ減衰力調整機能と複筒式ダンパーを採用。複筒式ダンパーはストローク量を稼ぎやすく乗り心地に優れていて、さらに減衰力を2ウェイで設定できるため、ベストな乗り心地を確保できる特徴を備えている。そのため30よりも高級車化した40アル&ヴェルでは、大幅ローダウンよりは「後席でもフワフワせず快適な乗り心地が欲しい」とか、「純正よりもしっかりした足にしたい」といったオーナーの声が多く、その声を反映した味付けを目指している。

今回、テスト車両に乗車したのだが、後席でもミニバン特有のフワフワ感はなく、低速では純正よりもちょっと硬め、それが高速になるとしなやかな乗り味となり、操縦安定性も向上している印象。簡単に言えば、「国産車より硬めだが、しなやかさも兼ね備える」欧州車的味付けの足まわり。40アル&ヴェルに上質で快適な乗り心地を求めている方にオススメのサスペンションといえる。

適度なローダウンを求めるなら「V3」

車高よりも乗り心地重視派はV3 leveling

減衰力伸縮別調整で自在なセッティング!

乗り心地のヒミツは独自のバルブシステム

ブレーキ&ホイールもヨーロッパ謹製!

40系アルファード&ヴェルファイア/サスペンションチューン事始め まとめはこちら

STYLE RV(スタイルRV) Vol.176 トヨタ アルファード&ヴェルファイア No.21より

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

【はじめてのローダウン】これが最上級! 30アルファード&ヴェルファイア専用にチューニング、ドイツ生まれのKW車高調!

ローダウンはドレスアップにとって欠かせないカスタムメニューのひとつ。その方法として人気のアイテムが「車高調」と「エアサス」だ。それぞれのアイテムでローダウンすれば見た目もバシッとキマるし、走りだってかわる。そこでスタイルワゴンが注目する車高調&エアサスをお届けしながら、いまの“ローダウン必勝法”を伝授していこう!

国内レースのノウハウを40アルヴェルに! 「ボルドワールド」のストローク量を重視した足回りや圧倒的な制動力のブレーキを見よ!

・モータースポーツで培った技術をフィードバックした車高調キット「アブソリュートDSネクスト」 ・ブレーキの制動力を格段に向上させるブレーキシステム「ガンツ」 ・ゴールドのビッグキャリパーは見映えアップの効果も絶大

それぞれメリットが異なる! 車高調キットには“単筒式”と“複筒式”があるって知ってた?【車のカスタム・ドレスアップ用語辞典】

●車のカスタム・ドレスアップ用語辞典「単筒式」「複筒式」 ●ダンパーの内部構造の違い ●単筒式はオーバーホールしやすい ●複筒式はストロークを多く確保できる傾向

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