オンもオフも安心して走れる!
アウトドアカスタムにおける重要なカスタムポイントと言えば、オフロードタイヤ。一般的なオンロードタイヤにはないゴツゴツとした大きなトレッドは、クルマにワイルドな印象を与え、カスタムの方向性を一撃で示してくれる。そんな見た目がウリのオフロードタイヤだが、悩ましい点もある。ノイズや乗り心地だ。一般的には、走行時にゴーというような路面から拾うノイズがあり、乗り心地は硬めと言われる。アウトドアカスタムといっても、多くの人は日々街中で乗っているので、これらの度合いは、購入時に必ず気になる部分だ。
ということで、気になるオフロードタイヤを実際に編集部ハリアーに装着して、約1000キロを走破。走行期間は約1ヶ月。下道、高速を織り交ぜた日々の使い方に、総距離300キロ程度の長距離移動もプラス。晴雨関係なくたっぷりと乗ってみた。
装着したタイヤは英国発のブランド「ダヴァンティ」が手掛ける「テラトゥーラA/T」のホワイトレター仕様。まず見た目は、これぞオフと一目で分かる力強いトレッドと、サイドのホワイトレターがポイント。街乗りも考慮したA/T(オールテレーン)タイヤなので、派手過ぎず適度な感じがとてもいい。走り出してみると、ある意味“普通”なことに驚いた。時速60キロ程度までの街中走行においては、ノイズはほぼ気にならない。そして乗り心地も想像以上にソフトだ。段差の乗り越えもドスンというような衝撃を感じる硬さはなく、正直A/Tタイヤであることを忘れてしまうほど終始普通に走れるのだ。オフロードタイヤらしさが出てきたのは、高速域。時速80キロあたりから、ノイズを感じるようになった。良くある低めの音ではなく、やや高め。しかし音量は極めて小さい。速度を上げると音量は大きくなるが、耳障りな音感ではないので高速道を1時間近く乗っていてもストレスにはならなかった。ハンドリングは、ややゆったりとしたマイルドな感じはあるが、違和感はなく、スポーツカーではないのでむしろこの位がちょうど良いのではと思えるレベルだ。直進安定性も問題ない。1ヶ月乗り終えての感想は、実に普通に乗れたということ。オフロードタイヤであることを意識せず使えるのは、アウトドアカスタムユーザーには重要なポイントだと思う。そして気になる燃費は、ノーマルタイヤに比べて約2km/L減(16・9km/L→15・1km/L)。まあこれは致し方ない点。気になる人は、タイヤ&ホイール通販のオートウェイで購入できるので、ぜひチェックしてみて!
装着ホイール:クリムソン・MG ゴーレム(17×7.0J+32)
装着タイヤ:ダヴァンティ・テラトゥーラA/T(245/65R17)
サスペンション:ブリッツ・ダンパーZZ-Rリフトアップ仕様(+32ミリ程度)
SIZE LINE UP
●14インチ
155/65R14 7360円
●15インチ
225/70R15 1万4560円
●16インチ
215/65R16 1万4560円
265/75R16 1万6490円
285/75R16 1万8540円
●17インチ
245/65R17 1万6830円
265/65R17 1万6680円
265/70R17 1万8690円
●18インチ
255/55R18 1万6050円
235/60R18 1万6830円
255/60R18 1万6050円
265/60R18 1万7340円
285/60R18 2万1320円
265/65R18 1万9990円
285/65R18 2万4530円
265/70R18 2万4590円
●20インチ
275/45R20 2万1320円
285/50R20 2万1520円
265/55R20 2万2490円
275/55R20 2万2950円
※価格は2024年7月現在
STYLEWAGON(スタイルワゴン)2024年9月号
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]