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1951年からはじまった、ランドクルーザーの歴史
第二次大戦の終戦間もない復興期にあった1951年、当時の警察予備隊(現 陸上自衛隊)の試作要請を受けたことにより開発されたのがランクルの原点、トヨタ・ジープ(BJ)だ。6気筒3400㏄のB型ガソリンエンジンを、SB型トラックシャーシを改良したJ型シャーシと組み合わせたことが型式の由来。自動車として初めて富士山6号目まで登坂するなど、高い性能を発揮した。しかし、実績があった三菱ジープ(北米ウィリス・ジープのライセンス生産)が正式採用され、警察予備隊への採用は見送られた。それによりトヨタ・ジープは民生用へと転換。また、ジープがウィリス オーバーランド社の商標であることから、1954年6月に車名を「ランドクルーザー」に変更。紆余曲折あったが、結果的には、こうして現在まで続く輝かしいランドクルーザーの歴史がスタートした。
1955年に民間向けを意識して開発された20系が登場。1960年には本格オフローダーとして世界中で愛され24年も続いた名車ヨンマル(40系)が誕生した。その後、ランクルは、ユーザーの生活に合わせて「ステーションワゴン」、「ヘビーデューティー」、「ライトデューティー」の3シリーズを展開するようになる。
RV(レクリエーション・ヴィークル)の需要が高まる中、本格ワゴンの快適性と実用性を求めた「ステーションワゴン」は、ヨンマルから派生した55型、60系、80系、100系、200系と続き、現行の300系へと繋がる。業務用途や過酷な環境下での使用を想定した「ヘビーデューティー」は、ヨンマルの後継として1984年に登場した70系が今なおシリーズとして残る。悪路走破性と日常使いを両立させた「ライトデューティー」は、70系から派生した70系ワゴンの後、プラドというサブネームが与えられ、70系、90系、120系、150系と続く。プラドの名前は外れたが、現行の250系はこのライトデューティーの流れだ。
こうして70年以上もの間、信頼性と耐久性、悪路走破性を継承しながら進化を続けてきたランクルは、世界中の人たちの暮らしを助け、レジャーの楽しみを与えてきた。2023年9月時点での累計販売台数は1130万台。約170の国と地域で販売されている。
世界で活躍するランドクルーザーたち
現在、日本で活躍するランドクルーザー3兄弟
それから70年以上。世界中の過酷な環境下で絶大な信頼を勝ち取ってきた約170の国と地域で販売され、グローバル販売台数は1100万台以上。
時に美しくフォーマルで、時にタフで心強い陸の巡洋艦を名乗ったランクルは世界に誇る最先端のSUVだ。
誰もがいつも悪路を走るわけじゃない、カーライフのほとんどを費やすオンロードでは快適でスムーズ、
街が似合うクロカン。これもまたランドクルーザー。
堂々とした品格あふれる佇まいは、中東、北米、欧州……。世界のセレブに愛される理由のひとつ
ランクルは弱点のないThe King of 4WDだ。
本気になればどんなタフなオフロードも走破する、信頼性・耐久性・走破性を持った本物のクロカン。
「ランドクルーザー購入ガイド」より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]