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これまでの常識を打破する新しい提案
ホイールのデザインを語るとき、その中心はあくまでもディスクだ。
その一方で、リムは、深さや段リムなど、サイズ感を表現するに限られていた。つまり、リムとデザインを結びつける要素は、皆無といっても過言ではなかったのだ。
しかし、ここ数年でその状況は一変。オフロード系カスタムが脚光を浴びる中、多くのホイールに採用されたビードロックリングがスタンダードになるにつれ、リムにも注目が集まるようになった。
そのリムへの注目にいち早く気付き、従来の常識を打破する〝リム視点〟を提案してきたのが、名門ホイールメーカー・レイズ。外周視点とフェイスデザインを融合するというアプローチだ。
その第一弾としてヴェールを脱いだ「ベルサスVS250LC」を見れば、狙いは一目瞭然だ。これまでただのリングと捉えていたリムが、段を設けられているだけではなく、そこからディスクにシームレスにつながるデザインとなっているのがわかる。
つまり、外周=リムもフェイスデザインに取り込むことで、デザインの幅を拡げ、さらにサイズ感や色使いまでも拡大。このかつてないアプローチこそが、レイズ・アラウンド・リップ・コンセプト(通称、RALC)だ。
デザインという武器を手に入れ、再構築されたリムの定義。ホイールデザインは、また一歩進化した。
【PARTS SPECIFICATION】
SIZE/ 20×8.5
PRICE/ 5万8000円
COLOR/ マットダイヤモンドカットサイドスーパーガンメタ、クロモイブリード
■■スタワゴ編集部的 デザインリムが本格化すると思う理由■■
①いままでなかった斬新なイメージ
②デザインの幅が広がる
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]