ガナドールの知見を惜しみなく注入す
パワーアップのみならず、燃費向上まで図れると話題を呼んでいるガナドールの『PBS.S(パワーブーストシステムスーパー)』。パイプ径からサイレンサー構造、そしてテール内部にまで、細部に渡って独自のこだわりを満載したマフラーだ。膨大なノウハウを元に、テストを重ねることで、驚きのパフォーマンスを引き出している。
新たに登場した60プリウス用でも期待を裏切らない性能を実現してみせた。なにせ最高出力は13.4㎰の上乗せを実現しつつ、16%の燃費改善を果たしているのだから凄い(左右4本出し)。誰でも効果をハッキリ体感できるレベルといえる。
特筆すべきは2780rpmの低回転域で6.6㎏/mのトルクアップを果たしていること。低速トルクを立ち上げ、モーターからエンジンへの切り替わりがスムーズになるよう試行錯誤を繰り返したとか。
ガナドールではシャーシダイ上での開発はもちろん実走テストにもこだわる。PBS.Sとして市販化に至るのは自ら課した厳しい基準(燃費15%以上向上)をクリアしたものだけだ。
マフラー交換後はアクセルを踏み込む量を減らしても純正以上に加速するため燃費が抑えられるという。その効果を確認すべく、いざ試乗を開始!
【PASION EVO (左右4本出し)[PAS-099シリーズ]】
60プリウスのリアビューを華麗に演出してくれるPASION EVO(左右4本出し)は、フロントからのフル交換タイプ。中低速トルクが大幅に向上し、街中で乗りやすさを実感できる。高回転域でもパワーが伸びるため高速道路での追い越し加速でも速さを実感できる。低音が効いたジェントルなサウンドを奏でるのも魅力だ。車検対応モデルとなる。
純正比データ
パワー | +13.4ps |
トルク | +1.2kgf・m(最大差+6.6kgf・m) |
燃費改善率 (ガナドール計測結果) | +16.0%UP |
価格:14万3000円〜16万5000円
適合:Z/Gグレード(2WD/6AA-MXWH60)
アイドリング音量:62.0dB
近接排気音量:85.0dB
テール径:105×70Φオーバル(左右4本出し)
パイプ径:50Φ
【PASION EVO (右ダブル出し)[PAS-100シリーズ]】
PASION EVOでは右ダブル出しも用意。こちらもポリッシュとチタニウム製ブルーという2種類のテールを設定する。手頃感のある価格帯ながら、確かなパワーアップ&燃費向上を実感できるマフラーだ。全域でパワー&トルクの上乗せを実現し、燃費改善率は15.5%に到達。近接排気騒音は88dbと左右4本出しの85db比べて若干大きめとなるが、当然ながら車検対応内に収められている。
[純正比DATA] | |
パワー | +9.3ps |
トルク | +0.9kgf・m(最大差+4.9kgf・m) |
燃費改善率 (ガナドール計測結果) | +15.5%UP |
価格:8万8000円〜9万9000円
適合:Z/Gグレード(2WD/6AA-MXWH60)
アイドリング音量:65.0dB
近接排気音量:88.0dB
テール径:105×70Φオーバル(右ダブル出し)
パイプ径:50Φ
▷60系新型プリウス速攻カスタム まとめはこちら
STYLE WAGON(スタイルワゴン)2023年7月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]