目次
540万円から購入できる「アルファード」
(1)グレード&値段
最安でZ/2WDの540万円。30系と比べると同等グレードのSCパケが約470万円〜だったことを考えると、かなり割高。実質かなりの値上げとなっているが、30系ではオプションだった装備が標準だったことを考えると、約40〜50万円くらいの値上げと考えられる。近年の半導体不足や材料費高騰などもこの価格設定の要因と言えるだろう。
(2)ボディカラー
アルファードのボディカラーは3色。パールホワイトは+3.3万円、ブロンドは+5.5万円。実質標準カラーはブラックのみ。
(3)インテリアカラー
エグゼクティブはブラック、ベージュの2色から選べて、Zはブラックのみ。エグゼクティブは本革シート、Zは合成皮革でオプションでも本革にはできない。
(4)ホイール&タイヤ
Zは18インチが標準。オプションで17インチ(-5.5万円)が選べる。エグゼクティブは+3.3万円のオプションで19インチにできる。
(5)パワーユニット
2.5Lハイブリッド車は、トヨタの最新型エンジン「A25A-FXS」を搭載。高出力と燃費向上を図った。ヴェルファイアの2.4Lガソリンターボが注目されがちだが、ハイブリッド車のパフォーマンスアップも見逃せないポイント。2.5Lガソリン車は30系からの継続で「2AR-FE」が搭載される。数値的には見ると30系と変わらず。
2.4Lターボが設定される「ヴェルファイア」
(1)グレード&値段
廃止も噂されていたヴェルファイアだが、無事40型でも設定された。しかもヴェルファイアだけの2.4Lターボエンジン設定など特別感もある。アルファードを含めた全ラインアップでも、ヴェルファイア・エグゼクティブラウンジが892万円と最高値。アルファードに比べて約+20万円と価格的な特別感もあり。30系V6 3.5Lガソリン車と比べて、2.4ターボ車は約70〜80万円ほど高くなった。なおZプレミアに2.5Lガソリン車は設定なし。
(2)ボディカラー
ボディカラーは2色のみ。ヴェルファイアのデザインは黒と白でだいぶ見た目の印象が違うのもポイントだ。パールホワイトは+3.3万円。
(3)インテリアカラー
エグゼクティブラウンジ、Zプレミア、どちらのグレードも2色の内装色から選べる。サンセットブラウンはヴェルファイアのみの専用色。
(4)ホイール&タイヤ
ヴェルファイアは全て標準が19インチだが、フィニッシュカラーは異なる。オプションでZプレミアが-11万円、エグゼクティブが-3.3万円でどちらも17インチを選択可。
(5)パワーユニット
ハイブリッド車は最新エンジン「A25A-FXS」を搭載。スペックはアルファードと同じ。30系V6の代わりとも言える直4の2.4Lターボエンジンは、V6が300ps/36.8kgfmだったので、数値的には馬力が落ちているがトルクはアップ。走り始めなどこの高トルクはV6にもヒケを取らないはずと期待大。
(6)専用チューニング
ヴェルファイアだけの専用チューニングとして、フロントパフォーマンスブレース、専用剛性部品追加などで、より走りに重きをおいた仕様になっている。2.4Lガソリンターボとともに、走りにこだわりたい人はヴェルファイア一択か?
サイズ&オーディオスペックは共通
車重は装備の違いなどで同じハイブリッド車でも約20kgほどヴェルファイアいが重い。外観のサイズスペックは30系後期とほぼ変わらず。全長+5mmくらいの違いだ。室内サイズは、長さ約200mm、幅約70mm、高さ約40mmほど小さくなっているが、座ってその差がわかるほどのものではない。注意すべきは現状7人乗りだけ。2列目ベンチシートの8人乗りは設定なし。
ディスプレイオーディオは、全車標準で14インチの大画面ディスプレイ。エグゼクティブのみJBLプレミアムサウンドとなる。リアのフリップダウンモニターはエグゼクティブが標準。ZとZプレミアはディーラーオプションとなる。
▷新型アルファード&ヴェルファイア徹底解説 まとめはこちら
STYLE WAGON 2023年8月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]