グレードアップした車内はアルファード&ヴェルファイア共通
ワイドなセンターコンソールとダッシュボードからドアトリムまで乗員を包み込むような1列目は、クルーザーをイメージ。インパネからドアトリムだけでなく、スライドドア、リアクォーターにまで合成皮革とスパッタリングを施す念の入りよう。さらに、シックなウッド基調のパネルも同じように配されていて、上質さに磨きをかけている。サードシートまで配慮が行き届いていて、どの席に座ってもホテルのラウンジのような高級感を味わえる。
質感だけでなく居住性の向上も見逃せない。ホイールベースは先代と同じ3000㎜と同値ながらも1列目と2列目間を5㎜広げ、1列目と3列目間を10㎜延ばしたことで膝まわりの余裕が増した。また、天井を見上げればトヨタ初のスーパーロングヘッドコンソールがあり、LEDやエアコン、収納などをオシャレに統一。プライベートジェットのようなしつらえで乗員を迎えてくれる。
発表されたグレード数も少ないので、比較的シンプルな選択構成となるが、実際選ぶとなるとややこしいので、わかりやすくまとめてみた。両車エグゼクティブラウンジ及びヴェルファイアZプレミアのシート表皮は、プレミアムナッパ本革。内装の共通カラーはブラック。アルファードのエグゼはニュートラルベージュ、ヴェルファイアはサンセットブラウンが選択可能。パネルカラーは2色あり、選ぶ内装色で異なる。アルファードのZグレードだけ合成皮革となりカラーはブラックのみ。パネルもダークブラウン+ブロンズスパッタリングと選択肢は無し。
▷新型アルファード&ヴェルファイア徹底解説 まとめはこちら
STYLE WAGON 2023年8月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]