30系からの乗り換え組が多い?
まだ発表したてで、試乗もしていない状態だが、現状で編集部がおすすめするのは「ヴェルファイア・Zプレミア」。
これまでのアルヴェルは、ディーラーの販売チャンネルが違うことが大きく関わっていて、それぞれのキャラクターを大きく分けることは結構難しかったと想像できる。カローラ店やネッツなどの販売チャンネル統一により、このフルモデルチェンジでは、思い切ってアルファードとヴェルファイアの差別化ができた、ということが予想される。
キープコンセプト感が強めなプレステージサルーンのアルファード、そしてやはり話題となっているターボエンジン搭載のスポーティなヴェルファイア。しっかりとキャラクター分けをしているのが今回の新型の最大トピックのひとつである。
そこで編集部が注目したのは「ヴェルファイア・Zプレミア(ガソリン)」。2.4Lターボというエンジンはかなりのアドバンテージ。新しいモノ好き(笑)というのはもちろん、走行性能の高さ、アルヴェル本来のプレステージ感を削っているわけではないという点、そしてアルファード・Zハイブリッドよりも装備は充実していて、価格アップが約35万円というコスパにも注目した。
そんな編集部の狙っている条件とほぼ同じ条件でオーダーをした一般ユーザーのガチ見積書をゲットしたので、リアル料金をみながらポイントを解説していくぞ。
都内のトヨタディーラーでのガチ見積もり!
今回編集部のおすすめとほぼ同じ仕様でオーダーをした一般男性の見積もりをゲット! 総費用や月額の支払いなどもわかったので、参考にチェックしていこう。ちなみにこの正式発表当日にディーラーへ足を運び、そこから見積もりを取って注文。納車日については年内予定だが、確約ではないとのこと。また、このディーラーで現在乗っている30アルファード後期も購入している。
お支払い総額
車両価格は約675万円。オプションなどで+100万円。消費税などで約70万円。総額で約850万円。もうすぐ3年をむかえる走行3万kmの30アルファード後期が下取りで約400万円。支払い総額は約450万円となった。
諸費用
他にも税金やら保険やらお金がかかる。愛車のコンディションキープはもちろん、将来のリセールも考えてディーラーでのメンテナンスパックはしっかりと加入。一部は納車確定してから決まる金額もあり。
付属品明細
下取りに出す30アルファードでは、モデリスタフルエアロをオプションで選んでいたが、今回はヴェルファイアのスタイリングが良かったとのことで、注目のイルミネーション付きのパーツを2点追加。ボディカラーは白で、室内はあえてシックにブラック。ユニバーサルステップやデジタルインナーミラー、ドラレコ、ITSコネクト、後席ディスプレイは人気のオプションだ。冬はスノーボードにも行くので安定の寒冷地仕様だったり、こういった部分は前回のアルファードと同条件になる部分をチョイスしている。
お支払いプラン
3年落ち3万kmのアルファードの残価設定ローンによる下取りが約400万円。当時約800万円で購入しているので約半額……。最近の相場的には無難なところか。総額約450万円、月々約3万円で最新型の高級ミニバンに乗れる。下取り込みで考えると、まずはこのあたりの価格帯がオーソドックスなところになるだろう。
▷新型アルファード&ヴェルファイア徹底解説 まとめはこちら
STYLE WAGON 2023年8月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]