エグゼクティブラウンジのE-Fourから開発スタート
取材スタッフを待ち構えていたのは車両本体だけで900万円に迫るヴェルファイアのトップグレード、エグゼクティブラウンジE-Four。足元は標準から1インチアップの20インチホイール+45扁平タイヤという仕様。セオリー的にはFFの量販グレードから着手すべきでは?との見方もあるかも知れないが、そこにはまず車重が最も重く、足回りへの負担が大きいモデルから試してみたい、という同社フロントの石川さん流の狙いがあった。
「フルノーマル状態で乗った第一印象は、30系よりしっとり感が増したように思いました。ショーファードリブン(運転手付き)を想定したグレードなので、乗り心地は良くて当然ですが、路面のうねりに対する追従性やリアのピッチングの収まり方など、色々と手を加える余地はあると思いました」。
これに続き同社にはアルファードの2.5リッターハイブリッド・FF車、ヴェルファイアの2.4リッターターボ・FF車が順次納車予定。納得できるまで開発にじっくりと時間がかけられる、という理由から自社保有の実車での開発にこだわり続けて来たアクシススタイリングの真摯な姿勢は今回も継承されている。
なお、40系用のパーフェクトダンパーには「6G」のサブネームが与えられ、10月をメドに発売を予定。これに合わせて、従来までの製品も順次サブネームを「5Gプライム」から「6G」に変更(8月出荷分より)。もちろん、名称だけでなく性能もブラッシュアップされていることは言うまでもないだろう。
PERFECT DAMPER 6G
▷新型アルファード&ヴェルファイア カスタム速報 まとめはこちら
STYLEWAGON(スタイルワゴン)2023年9月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]