レース活動で得た本物の技術を余すことなく商品開発に生かす
トヨタ系の専門チューナーとして名を馳せるトムス。そのルーツはレース活動にあり、1974年の創業時から精力的に参戦。今も第一線で活躍を続けている。
そして、そこで培ったノウハウを商品にフィードバックするのが同社の基本方針。エアロの造形についても、走るための理論に基づいた機能的な意匠になっている。
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例えばC-HRのフロント。中央部分がえぐれているのは、腹下へ流れ込む空気の道幅を絞り、その流速を上げてダウンフォースを得るため。カローラスポーツのリアディフューザーも、腹下の空気をスムーズに抜く(=ダウンフォースが発生)目的で、尻上がりな形状と整流フィンを組み合わせている。
もちろんレースカーそのままのカタチではなく、市販車向けにリファインされているが、そこには本物の機能美が宿る。速そうに演出するためのデザインではなく、実際に速く走るためのテクノロジーを受け継いでいるのだ。それがファンを魅了する大きな理由ともなっている。
またサスペンションや補強バー類、吸排気・電子制御系など、「走る、曲がる、止まる」を強化・支援するチューニングパーツも数多く展開。それも合法的に安心して楽しめるものばかり。トムス製品は7割方、ディーラーを通して販売されているが、それはそれだけ信頼性が高いという証に他ならない。
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※STYLEWAGON(スタイルワゴン)2019年8月号を再構成したものです。一部取り扱いのない製品もございます。
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]