パッと見は大きな変化がない!? でも中身は大きくアップデートされていた新型N-BOX【新型N-BOX誕生 前編】

軽自動車の絶対王者、ホンダの新型N-BOXは何が変わった?|新車レビュー

軽四輪の新車販売台数で2015年から8年連続で第1位を獲得するなど、
名実ともに軽自動車の絶対王者として君臨するホンダのN-BOX。
2023年10月にフルモデルチェンジが発表され、
3代目となる新型が登場した。
まさに熟成という表現がぴったりな、
その進化の詳細をレポートする。

見た目はキープコンセプト、中身は大幅アップデート

3代目へと進化した新型N-BOX。エクステリアデザインは今回もキープコンセプトで、歴代オーナーでなければパッと見で違いを認識するのは難しいレベルだ。わりと変化が分かりやすいのは顔まわりで、「N-BOX」は瞳のような形をしたヘッドライトと丸穴がいくつも開けられたフロントグリル、「N-BOXカスタム」は横一文字に光るシグネチャーランプとメッキの面積を減らしたグロスブラックのフロントグリルが特徴だ。

インパネ形状はもう少し違いが分かりやすく、メーターの位置をダッシュ上部から下に移動し、ステアリングの隙間から見る一般的なレイアウトに変更。以前にも増してダッシュ上部を平坦にして、開放的な視界が確保された。

自然吸気とターボを用意するエンジンとCVTも基本的にキャリーオーバーだが、制御の見直しを実施。アイドリングストップで停止している状態からPレンジに移行してもエンジンを再始動させないことで、アイドリングストップ領域を拡大し、燃費を改善した。また、キックダウンした時の加速応答性も最適化が図られている。

最も大きな進化がアピールされているのが新世代コネクテッド技術のHonda CONNECT(ホンダコネクト)。車載通信モジュールを標準装備、対応ナビゲーションをディーラーオプション設定することで、スマホを使ったリモート操作などの各種通信機能を利用できるようになった。

また、予防安全装備のHonda SENSING(ホンダセンシング)も進化した。検知できる画角を約100度まで広げた広角カメラと高速画像処理チップを採用。アダプティブクルーズコントロールではよりスムーズな加減速支援、車線維持支援システムのLKASは、より遠くのカーブの曲率を認識した滑らかな操舵支援を実現した。

実際に高速道路を走って試してみたところ、確かにシステムの「頭が良くなっている」ことを実感。高速出口の破線を通過する時もギクシャクすることがなく、ドライバーの意思を尊重しているかのようなトレース性を確かめることができた。

そのように、見た目には分かりづらいが、中身はしっかり最新技術で進化したことが実感できる新型N-BOX。標準車は自然吸気のみの2グレードとシンプルな構成にする一方、カスタムは自然吸気とターボを設定し、外観で差別化を図る複数の仕様をラインアップ。少ない変化でバリエーションをつけつつ、価格のレンジも極力高くなり過ぎないような配慮が感じられるグレード構成となっている。

新型N-BOX誕生 後編はこちら

STYLEWAGON(スタイルワゴン)2023年12月号より

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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クルマ選びで迷うことのひとつが、新車か中古車のどちらを選ぶか。新車であれば、最新の機能を体感できるうえ、購入時にある程度自分好みにオーダーすることも可能。しかし現実的な予算を考えると厳しい場合も。一方、予算的にグッと抑えられるのが中古車だ。年式やクルマの状態によって金額は変わってくるが、新車当時買えなかった憧れのクルマが手の届く可能性もある。そこで、いま狙ってみたいクルマが登場した当時の仕様、そして試乗レポートをプレイバック。今回はホンダ・N-BOX(JF1/2)。主要諸元表付き! 全長・全幅・全高、室内長、車重、最高出力や最小回転半径、乗車定員をはじめ、燃料タンク容量までわかります。

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フロントリップ、フロントグリルとフロント中心の2点のみの構成。リップは両サイドがカナード風に反り上がるタイプSで、2トーン塗装済みを装着。グリルも塗り分けされた、2トーン塗装を装着する。

ソロキャン車中泊&釣りのおともは、アメリカンアンティーク満載のN-VANです!

釣りが趣味というnaoya08さん。 もともと、ハイエースなどに乗っていた経歴もあるのだが 今はN-VANにぞっこん! コンパクトな車体に、どこでも入っていける機動力が魅力。 さらに、DIYにハマり、車内をアメリカンアンティーク調にカスタム。 古材風にアレンジした材料で作られた車内は、かなりおしゃれ。 使い勝手もかなり良く、溺愛するパートナーなのだ。

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