ライバルは身内にあり!? 新型スペーシア。外装、内装、エンジンなど、標準車とカスタムを全方位比較!|新車レビュー 公開日 2023/11/28 更新日 2024/02/09 内装・インテリア 著者 stylewagon 「ジャパンモビリティショー2023」にコンセプトカーとして出展されていたスペーシア/スペーシア カスタムが 全面改良を受け11月22日に発売。コンテナをモチーフとした外観や 軽自動車についにオットマンが採用されるなど、新たな付加価値を用意した意欲作だ。 合計枚数35枚 すべての画像を見る 目次 スペーシアとスペーシアカスタムの外装、内装、エンジンなどを比較チェック!人気のある装備は継承しつつ、新たに便利機能や先進機能も追加 スペーシアとスペーシアカスタムの外装、内装、エンジンなどを比較チェック! スペーシアカスタム スペーシア カスタムは、厚みのあるグリルとエアロ形状のフロントフェンダーにするため、フロントの外板パネルを変更。メッキの多用し、クロームデリート化した薄型LEDヘッドランプとシーケンシャルターンランプが上質感、先進性を強調。 スペーシアカスタム スペーシア 標準車は、大型コンテナをイメージしたキャラクターラインや複数のビード形状が個性を演出。大型リフレクターLEDによる親しみやすい顔つきも印象的だ。2トーンカラーには、Dピラーにシルバーでカールのアクセントを配置する。 スペーシアカスタム スペーシア スペーシアカスタム スペーシア カスタムは、従来のカスタム系の黒×シルバー基調から脱却し、ボルドーとブラックでコーディネイトすることで、華やかさと質感を表現した。6時スポークの新意匠ステアリングを採用する。 スペーシアカスタム スペーシア 標準車は、厚みのあるアッパー中央にオプションの9インチメモリーナビを配置する。助手席前を大型アッパートレーに変更し、利便性を向上。視認性を高めたデジタルメーターを採用した。 スペーシア スペーシア カジュアルなムードを放つカラーメランジ表皮を新たに用意。後席はフレームや背もたれは先代からの踏襲。座面を変更し、「マルチユースフラップ(「G」を除く)」に対応した。 スペーシアカスタム スペーシアカスタム 前席はスペーシアと同様、セパレート風ベンチシート。「マルチユースフラップ」と一部レザー調を「GS」を除いて標準装備。ボルドーのシートパイピングが華やかさを漂わせる。 スペーシアカスタム スペーシアカスタム 後席スライドは荷室側、後席側から可能で、4人乗車時でも奥行きを調整できる。後席前倒し時は先代よりもフラットになり、荷室高の拡大により自転車の積載性が向上している。 スペーシア スペーシア 低床と大開口による積載性の高さを受け継ぐ。後席背もたれ前倒し時は、段差を小さくするためスロープ状になる。開口部下側には自転車のタイヤを載せ降ろしするガイドを用意。 スペーシアカスタム スペーシア カスタムは、フルLEDヘッドランプ、LEDのフロントシーケンシャルターンランプとフロントフォグランプを標準化。クリアタイプのリアコンビランプが、スタイリッシュな後ろ姿をもたらす。 スペーシアカスタム スペーシア 標準車のLEDヘッドランプは大型リフレクター付きで、角を丸くしたスクエアな形状を採用する。リアコンビランプは、アウターレンズをDピラー外側にまで延ばすことで、立体感を表現。 スペーシアカスタム スペーシア カスタムは23.9km/L(2WD)の自然吸気エンジンのほかに、64ps/98Nmのターボを設定する。ターボも21.9km/L(2WD)という低燃費が光る。標準車は、全車マイルドハイブリッド、CVTの組み合わせ。効率化が図られた自然吸気エンジンとCVTのみの組み合わせ。マイルドハイブリッド化や低転がりタイヤの採用なども含め、「X」の2WD車はWLTCモード燃費23.9km/Lを記録。 スペーシアカスタム スペーシア 「XS」系は、ダイナミックな15インチ切削アルミホイールを履く。「GS」は流れるようなスポークの14インチアルミが標準。前者は165/55R15、後者は155/65R14タイヤを履く。足元は、2トーンがシルバー×ベージュのフルホイールキャップ。モノトーンは、シンプルなシルバーのフルホイールキャップになる。タイヤサイズは、全車155/65R14になる。 人気のある装備は継承しつつ、新たに便利機能や先進機能も追加 座面前後長の延長、オットマン、荷物のストッパーになる1部3役をこなす「マルチユースフラップ」。後席の快適性向上と荷物が滑り落ちるのを防ぐ、スズキ初の注目装備だ。 前席背もたれ裏にある格納式テーブルは、横幅255mm、奥行き144mmの新形状になり利便性を向上。ドリンクホルダーには、250mlの紙パックの飲み物も入るようになっている。 後席にエアコンの風を送るスリムサーキュレーターは、新型になり静粛性を向上した。「G」「GS」を除き、標準装備する。季節を問わず、快適な後席空間をもたらしてくれる。 後席左右のウインドウからの日差しを和らげるロールサンシェードも「G」「GS」を除いて標準装備。フロントドアのプレミアムUV&IRカットガラスも「G」「GS」は未設定だ。 フロントとセンターに残照式3ポジションルームランフを備える。カスタムは全車に省電力で明るいLEDを採用。中央にあるスイッチはSOSコールとなる。 ステアリングスイッチの右側に、ACC、車線維持支援機能(右下のスイッチ)などを配置する。左側には、マルチインフォメーションディスプレイ用スイッチを新たに追加した。 全方位モニター用カメラを9インチHDディスプレイなどとセットオプションで設定する。自車周囲を3Dの俯瞰映像などで確認できるほか、室内、室外視点の切り替えが可能だ。 助手席座面を前に起こすと、車検証やスニーカーなどの収納に便利なアンダーボックスが出現する。アンダーボックスは脱着可能なので、ゴミ箱やバケツなどとしても使える。 ▷新型スペーシア誕生 前編はこちら STYLEWAGON(スタイルワゴン)2023年12月号より [スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部] あわせて読みたい 非公開: 「商用軽バン」スペーシアベースは車中泊「ソロキャンプ」最強の相棒! 寝心地も解放感も格別だっ! ベッドキットで完全フラットなスペースを作る方が快適に寝られるけど、車種別キットがなくても、ちょっとした工夫を加えると、こんな感じで寝られるんです! 車種別のポイントをチェック! あわせて読みたい スペーシアベースでキャンプに行こう! スズキには外遊びが満喫できる純正オプションが充実してます!#自動車メーカーのカスタムが面白い スズキ編 今年1月に開催された東京オートサロン2023では、自動車メーカー&直系ブランド各社もライフスタイルに寄り添ったクルマやスタイリッシュなカスタムカーなど、トレンドをおさえた車両を多数出展。ここでは、スタイルワゴン的に気になるコンセプトカー、新型をはじめとした注目車種をピックアップ。愛車のカスタムに応用できるアイデアもあるかも!? あわせて読みたい 標準装備のマルチボードを有効活用すべし!【スズキ・スペーシアベース】車中泊やワーケーションに大活躍間違いなしの軽自動車!|新車レビュー "移動基地"をコンセプトに掲げるスペーシア ベースは、車中泊を伴うオートキャンプやワーケーションなど、さまざまなニーズも想定している。とはいえ、商用登録の4ナンバー車であり、はたらくクルマとしての位置づけだ。そんなスペーシアベースの特徴は、標準装備のマルチボードにあり! キーワードで検索する検索 シェア 投稿 ブックマーク # スペーシア (9)# 新型スペーシア誕生 (2)# 新車 (225)# 新車レビュー (330) 著者プロフィール stylewagon 続きを見る