目次
荒野を夢見る雪国のランクル
発売から2年が経っても、街で見かける機会はそう多くない。まして、ここまで手を掛けられたランクル300なら注目必至だろう。4インチアップされたボディに35インチのマッドテレーンタイヤの組み合わせ。鉄バンパーやルーフトップテントも目を引く。
「一生に一度くらい、トヨタで一番いいクルマに乗ってみたい。自分にとってそれがランクル300でした。発表されてすぐにGRスポーツをオーダーし、去年の4月に納車されました」。
ちなみに前愛車はスタンス系の70カムリ。さらにその前はハリアーをローダウンして乗っていたというから、今とはガラリと方向性が違う。
「毎年、冬に雪道でバンパーを割るのが嫌になったのと(笑)、子供とキャンプに行きたいのも理由の一つでした」。
根っからのクルマ好きゆえ、新車のランクル300でも普通にイジる。目指すは日本の四駆界隈でホットなオーバーランドスタイルだ。そのために絶対欠かせなかったアイテムが、このルーフトップテント。アメリカのフリースピリット(FSR)製で、スタイリッシュなハードシェルタイプ。
「エクシズルラインさんで試験的に輸入されたものを即決。新しい物好きというか、誰もやっていないことを誰よりも先にやりたいタイプなんです」。
実際に使ってみると、断熱性が高く、秋冬でもかなり暖かく快適だそう。
「ただ、キャンプに行くと妻と子供がそこで寝るので、僕自身はまだ一晩も過ごしたことはないんですけどね」。
カスタムは信頼する同級生の店長と二人三脚で
カスタムについては地元のヤマダ商店に全面依頼。日本国内というよりは海外のSNSを見てその実例を参考にしつつ、オーナーの高校時代の同級生でもある店長の目黒さんと相談しながら決めることが多いとか。
「店長とは昔からバイクとか趣味が合うんですよ。いろいろと無茶も聞いてくれて、すごく助かっています」。
KCハイライトのランプ類やロトパックスなども、目黒さんがランクルに合うようステーをワンオフして装着。
「時には自分が知らないうちに、店長独自の判断でパーツが付いていることも(笑)。信頼関係があればこそです」。
キャンプ道具は新潟つながりでもあるスノーピークを中心に、ボックス類はROAMで揃えている。
「ギアに関しては、クルマほどこだわりはないんですけどね。タフで実用的なモノを選んでいます」。
ちなみにオーナーは調理系の職業ということもあり、腕はシェフ級。キャンプではいつも家族や仲間たちに美味しい食事を振る舞っている。
SPECIFICATION
●MODELS:トヨタ・ランドクルーザー(令和4年)
●WHEEL:デルタフォース・オーバル(20×9.0J+55)
●TIRE:モンスタ・エクストリームマッド(35/12.5-20)
●LIFT-UP:ロードハウス4インチアップボデイリフト
●EXTERIOR:ARBバンパー、KCライト(8発・4発・2発)、JAOSオーバーフェンダー&サイドステップ、FSRルーフトップテント、ライノラックプラットフォーム&オーニング、IPFライトバー、リアヒッチゲート、MAX TRAXリカバリーボード×4、ROTOPAX、グリルマーカー
●INTERIOR:ARBドロワー
●ENGINE:ジャオスマフラー
▷OVERLANDERの世界 まとめはこちら
OUTDOORE VEHICLE(アウトドアビークル) Vol.5 より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]