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奇をてらわず、オーバーランダースタイルの王道を選ぶ
前愛車のプラドはわずか1年で手放した。どうしてもランクル80が欲しかったのだ。プラドに乗っていた時もたまに街で80を見かけると「胸がドキドキしましたね(笑)」。それくらい惚れ込んだ1台。デザイン、サイズ、走り。オーナーにとっては80こそが「ザ・ランクル」だった。乗り換えを快く許してくれた奥様と、可愛い娘と、家族揃ってこの80で旅に出かけたい。そんな思いがオーバーランドスタイルへと繋がっていく。
まず手はじめに装着したのはARBのガード付きフロントバンパー。
「オーバーランドの本場といえばオーストラリア。そして現地のカスタムで王道はARBだろうと考えました」。
そして今年、ルーフラックにルーフトップテント、サイドオーニングもARBで揃えた。さすが本格仕様ということで、機能性や耐久性は文句なし。何より使い勝手の良さに感動した。
「テントはフリンダースという商品なのですが、ジッパー式のカバーを外さずそのまま展開できるのが特徴。以前は普通に地面にテントを張っていたんですが、それに比べると設営・撤収時間は相当短縮されました。オーニングも広々展開できて◎です」。
それなりに値段もしたが、費用対効果は大。家族の評判も良く、特にルーフトップテントは、虫の恐怖から解放されると奥様も喜んでいるそう。
愛車とSNSを通じて世界が広がる
キャンプも好きだがオン・オフ問わず走りも楽しむ派。足まわりはキープスラントの5インチアップスプリングと、オーストラリアブランド・スーペリアエンジニアリングのサブタンク付きショックの組み合わせ。ラテラルやプロペラシャフトなども車高に応じて最適化し、リーディングアームは丸ごと交換。オフではしっかり、オンでも快適に走れるようにしてある。
「ほとんど毎週末のように80で出かけますし、仲間たちとオフロード走行を楽しんだり、オフ会やキャンプに行く機会も多い。いつでもどこへでも走って行けるような仕様にしています」。
仲間というのは、ほとんどがインスタで知り合ったランクル乗りたち。年齢も職業も住まいもバラバラだが、不思議なくらい親しくなれたという。
「私は先日32歳になりましたが、この年になってこんなにもたくさんの友人ができるとは思ってもみなかった。愛車に、そして仲良くして下さる皆さんに感謝しています」。
SNS繋がりといえば、オーナーが愛用しているブラッドレーVの履きこなしを見て、「真似させてもらいました」と、80に乗る海外の俳優からDMをもらったことがあるそう。
「偶然にも、私が子供の頃からよく知っていた俳優さんで、まさに憧れの人。とても驚きましたし、嬉しかったです。これも80のおかげですね」。
家族3人、車上で就寝できます!
休日は80に乗ってお出かけ、仲間と家族ぐるみの付き合いも!
SPECIFICATION
●MODELS:トヨタ・ランドクルーザー(平成7年)
●WHEEL:BRADLET V(16×8.5J−30)
●TIRE:ヨコハマ・ジオランダーMT (315/75-16)
●SUSPENSION:Superior engineeringサブタンク付きショック&フロントリーディングアーム、キープスラント5inchリフトアップサスペンション、NAVICラテラルダウンブラケット
●EXTERIOR:ARBフロントバンパー、ARBルーフラック、ARBルーフテント、ARBサイドオーニング、サファリシュノーケル、ワンオフスチールリアバンパー
●ENGINE:ワンオフマフラー
▷OVERLANDERの世界 まとめはこちら
OUTDOORE VEHICLE(アウトドアビークル) Vol.5 より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]