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どこでも行けて、どこでも泊まれる!
リアからだとエクストレイルとわかるが、フロントから見ると第一印象「車種不明」なルックスのエイトさんのT31エクストレイル。ベース車は前期モデルで、一時期、後期顔にしていたが今は前期顔に戻して、ライトカバーやパイプガードなど多数の自作アイテムで超個性的なルックスとなっている。
このエクストレイルは、荷物が積めてどこでも走れそうで価格も手頃だったことから購入。当初はノーマルのまま仕事車として使っていたが、インスタでカスタムしている車を見ていく内に、知らない間にその世界に引きずり込まれ、自分のエクストレイルもカスタムするように。そのうちインスタで人とのつながりがどんどん広がっていき、仲間に会いに遠出もするように。そんな時に、どこでも寝られて便利なことから、キャンプ道具やルーフテントも装備し始める。
もともとの趣味でもあったカメラも3〜4年前から本格的にやるようになって、行く先々で撮影し、インスタにアップし、お互いの写真の批評をしたり、カスタムの情報交換をしたり積極的に行っている。また最近ではそのカメラの腕を買われ、イベントなどの撮影もするようになっているとか。
オフ会やイベントがあればどんなに遠くても愛車で出掛けていき、その場で泊まり、撮影をして…また戻ってくる。まさにオーバーランダー的な使い方をされているエイトさんのエクストレイルなのである。
エクストレイルのカスタムはヘッドライトカバーをはじめ、パイプフェンダーやパイプガードなど自分でできるものは自作して、オリジナリティを打ち出しているエイトさん。前後バンパーは純正バンパーを短くカットしてタイヤ干渉を防ぐと共に、タイヤの見える面積を増やし、実際よりもリフトアップしているように見せる効果も狙っている。バンパーやバグガード、フェンダー(ロードハウス)などはすべてチッピング塗装をすることで、オフ感もアップ。フロントの車種不明感アップは自作ヘッドライトカバー、ジェネフィールド製グリル、自作パイプガードに加え、左フェンダーのプラド用ガッツミラーや、車種不明のグリルを使って自作したスキッドガードなども大きく貢献している。
足回りはカヤバのショックにモトレージのディーゼル車用スプリング(ガソリン車用よりバネレートが高い)を入れ、マットジェイソンのリフトアップスペーサーと自作スペーサーを合わせて前後の高さを調整。そのあたりのバランスには非常に気をつかってセッティングしている。
目的地での快適装備としては、幅2m×長さ3mのサイドオーニングやテーブル、チェアなどが活躍。宿泊は車上テントだが、バーベキューや食事は車両サイドでできるアイテム類をバッチリと装備しているエイトさんだ。
便利な道具類もインスタつながりで拡大
MAfactory」の代表でもあるエイトさん。彼の写真や動画はインスタをチェックしてみよう。
SPECIFICATION
●MODELS:ニッサン・エクストレイル(平成22年)
●WHEEL:R32GT-R用純正(F40㎜・R60㎜ワイドスペ–サー)
●TIRE:BFグッドリッチK02(265/70-16)
●SUSPENSION:カヤバSRスペシャルショック、モトレージスプリングFディーゼル車用、マッドジェイソンリフトアップスペーサー(F30㎜・R40㎜+自作20㎜)、アイバワークスルーフラック、INNOルーフキャリア、ワゴンR用加工サイドラダー
●EXTERIOR:前後バンパー短縮加工、他車種用グリル加工スキッドプレート、ジェネフィールドグリル&テールランプ、自作ヘッドライトカバー、バイクNS1用流用ウィンカー、バグガードチッピング塗装、プラド用ガッツミラー、自作パイプフェンダー
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OUTDOORE VEHICLE(アウトドアビークル) Vol.5 より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]