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減衰力は、バネの伸縮力を吸収する抵抗力!
多機能な車高調に搭載されている機能のひとつが「減衰力調整機能(げんすいりょくちょうせいきのう)」。「減衰力」とは、ストークスピードを抑制するダンパーオイルの抵抗値のこと。例えば縮み時の場合、ピストンがオイルを押すと、ピストンにあいている穴を塞いでいるバルブ(シム)を押し上げてオイルが移動するが、その際に発生する抵抗が乗り心地の硬さにつながるのだ( A )。単純に抵抗値が高ければ硬く、低ければ柔らかい乗り心地に。味付けはオイルのブレンド、シリンダーやピストンサイズなどで左右される。よく聞く「減衰力の調整」とは、ピストンの中心部( B )から入るオイル量を調整すること。調整式の場合、ダイヤルの回転に連動しシャフト内のニードルを開閉し流入量を調整。ニードル開く→オイル流入スムーズ→乗り心地柔らかくなり、締めれば抵抗が増すということなのだ。
減衰力の調整はどうやってする?
どこで減衰力を調整するの?
アリングを切れば、ホイールハウスの隙間から手を入れて調整できるが、正立式はスペースの都合で調整が現実厳しい車種も多く、せっかくの調整機能を使わないユーザーも多い。
正立式で手が入らない場合は……
メーカーにより付属、または別売りがあるので、購入前に確認したい。
車内から電動操作できるキットも!
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]