公認登録済ませ公道を走らせる予定!
学生ならではの自由な発想で、毎年大きな話題を集める「日本自動車大学校(NATS)」。今回も複数の出展車を用意し話題を集めていたが、なかでも一際目を引いた1台がコチラ。
ハマーH1(!?)に見えるけれど、なにか雰囲気が違うこのクルマは、初代エスクードとJA11型ジムニーをベースとした、いわゆるニコイチ仕様だ。フレームやエンジン類はエスクードから、上物はジムニーを使って再現したもので、目に見える外装部だけで、ジムニーの純正パーツを2台分かけボディをストレッチ(延長×拡大)したという。
「とにかくデカいクルマを作ろうとハリキリました!」と担当された学生さん。例えば横幅は2.2mもあるのだが、これはモチーフとしたハマーH1にならったもの。ボディカラーも、ハマーH1といえば・・・のイエローで全塗と、それらしさをしっかりと意識している。
ジムニー純正ライト移植や社外グリルの移植に始まり、前後ガラスを左右2枚化。リアドアまわりを増設し、バックドアは観音開きでワンオフ。荷室にはエアサスのユニットを格納し、自由自在に車高を調整できるようにカスタムした。天井にもこだわっており、諸事情からアルミ製のワンオフフレームを溶接しそこに自転車を固定と、目に付くすべての場所が見所といっても過言でない。
ちなみに驚くべきことに、クルマ自体は実走可能な状態という。走らせるクルマ作りもテーマの1つとしており、近日中に公認登録を済ませ公道を走らせるとのことだ。
PHOTO:渡部竜征 TEXT:杉山雄二
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]