走行距離の少ない極上R34の販売価格は億単位
クルマの動力源がEVにシフトする中、ハイパワーなガソリンエンジンを搭載するプレミアムスポーツカー(旧モデル)の価格が高騰しているのは誰もが知るところ。中でもR32/33/34の旧GT-Rは国内だけでなく世界中のオークションで驚くような高値で取引されており、中古車マーケットでは新車価格を大きく上回る価格で販売されている。
全国最大級のGT-R専門店、クラフトスポーツのブースには希少な旧GT-Rが8台出展されていたがその中の1台、世界55台限定車R33 GT-R NISMO 400Rにはナント5億円!のプライスが掲げられていた。GT-R NISMO 400RはR33 GT-Rをベースにニスモの技術力を余すことなく注入したコンプリートカー。搭載されるエンジンはRB26DETTに日産工機のストロークアップしたクランクシャフトを組み込んだ2.8リッター仕様のRB-X GT2。これにN1仕様メタルタービン、メタルガスケット、大型インタークーラー、専用ECUなどが加わってスペックは400ps/6800rpm、47.8kgm/4400rpmを誇る。400Rのネーミングはその400psを意味している。そしてエクステリアはニスモ製エアロパーツ+50㎜オーバーフェンダーでアグレッシブなフォルムを描き出している。
GT-R NISMO 400Rの新車価格は当時としては破格の1200万円。それが今では5億円に跳ね上がっている。またR34は5台が出店されていたがMスペックNur、Vスペックには1億2000万円、Vスペック トミーカイラR-Z、VスペックⅡNurには3億円のプライスが付けられていた。
PHOTO & TEXT:芝 修
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]