学生たちの自由な発想が生んだ亡きポール・ウォーカーに捧ぐスポコンミニバン【東京オートサロン2024】

ココまで下がるの!? 「ワイ・スピ」オマージュのシルビア風セレナが文句ナシでスゴい!

花壇自動車大学校 (KADAN AC)  セレナ SERENA
仙台市青葉区の専門学校、花壇自動車大学校。これまでにも学生たちが製作した魅力的なカスタマイズカーを東京オートサロンに出展してきたが、11回目となる今年の展示車は個人的にも刺さりまくり。ワイ・スピ風の初代セレナ、しかも極低です!
 

SR20エンジン搭載の初代セレナを4人乗りに!

毎年、授業の一環としてテーマを決めたカスタマイズカーを製作しているという花壇自動車学校。今年は映画「ワイルドスピード」をモチーフとしたスポコン仕様をテーマに計画がスタートしたのだが、1990年代のスポーツカーは価格が高騰しているため断念。そこで1990年代のFRレイアウト車を探していたところ、フロントシートの下にエンジンを搭載する1997年式の初代、C23セレナにたどり着いた。

実はこの初代セレナ、FRレイアウトで5速MTなうえ、シルビアなどに搭載されていたSR20型エンジンが採用されていた知る人ぞ知る名車。ならばとS14シルビア前期のフロントバンパーを組み付けて、シルビア風セレナの完成へと動き出したというのだ。

その見どころはまさに満載。初代セレナはローダウンしづらいことで知られるが、ワンオフした足まわりによって圧巻の極低車高を実現。フロント9J、リア9.5Jの極太ホイールをワンオフのオーバーフェンダーで呑み込ませた。ボディには映画「ワイルドスピード」の初期作品に登場した車両をイメージした「スカラベ」を用いたカスタムペイントを実施。ワイ・スピで主演を務めた亡きポール・ウォーカーへのメッセージもエアブラシでリアゲートへと乗せている。室内はなんと4人乗り化。スパルコのフルバケ2脚で武装しただけでなく、リアにはロングスライドが可能なリクライニングバケットを取り入れるなど、セレナならではの広大なスペースも確保されている。

製作期間は約3ヵ月、13名の学生たちが自由な発想で作り上げたシルビア風セレナ。今後は花壇自動車大学校のオープンキャンパスなどに登場する可能性もあるそうで、カスタム好きはぜひ一見しておくべきだ。

PHOTO:佐藤亮太 TEXT:酒井賢次

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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