イベント後、車検を取って公道を走る予定!
学生ならではの自由な発想で、アッと驚くクルマを毎年出展する「日本自動車大学校(NATS)」。その展示エリアで、往年のクルマ好きを含め、とくに熱い視線を集めたのがこのトヨタ・コロナだ。
ベースは1964年(昭和39年製)のT20型・2代目。ローライダー車としてのフルレストア&カスタムは、現代の交通事情にマッチさせながらの作業となったそう。純正部品を取り外しながら直せる部分は直し、使えない部分は代用品を見つけと、部品が入手困難なクルマに四苦八苦しながらの作業は、大変だった分、かなり勉強になったという。
鈑金から塗装まですべて自分たちで仕上げた1台で、元々紺だったボディはガンメタとストライプで派手めに全塗。足まわりは純正リーフをはずしスキッパーのハイドロをインスト。内装は天井・フロアともに全面張り替えている。一方で表面処理こそ手を加えているものの、ステアリングやメーターなど、インパネまわりは純正のままという、知る方にとっては懐かしい“当時感”も見所だ。
さらに、1.5リッターエンジンやブレーキ、顔面まわりなどはレストアし純正を維持。ホイールは純正にキャップを被せホワイトリボンタイヤをマッチングと、雰囲気を重視しアレンジ。一方でリアバンパーを大胆に延長しスペアタイヤカバーを追加と、古き良きアメリカンを感じさせる仕様にも挑戦と、視線を集める特徴はボディ全方位に見られる。
ちなみにこのクルマは、イベント終了後、できるだけ早い時期に公認車検を取得予定。ほかのNATS出展車とともに、公道を走らせる予定とのこと!
PHOTO:渡部竜征 TEXT:杉山雄二
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]