足も内装もすべてカヤバ製のキャンピングカー
創業以来100年以上の歴史を誇るKYBことカヤバは、ショックアブソーバーを中心に幅広いもの作りを続けてきたメーカー。2024年の東京オートサロンでは「OPEN NEW KAYABA ひらけ、カヤバの可能性」をテーマにブースを出展。おなじみのショックアブソーバーだけでなく、新たなフィールドへと踏み出す2つの製品を展示した。
1つはこれまでのカヤバのイメージとは大きく異なるキャンピングカーの製作。フィアットの商用バン「デュカト」をベースにしたキャンピングカーで、サスペンションは重量級向けの専用ショックとスプリングを開発。足まわりだけでなく、キャンピングカーの内装まですべて作る予定というから驚く。まさに新しい分野へのカヤバの挑戦を具現化する展示となっていた。このキャンピングカーは2025年度リリースを目標に開発中だ。
もう1つは電動式油圧ポンプ、バルブ、シリンダーを一体化した新開発の電動油圧アクチュエータを採用した「多目的トレーラー2.0」。いわゆるトラックの荷台(トレーラー)をステージや、店舗など多目的に使用できる展開式のボックスとしたもの。イベント向けなどにレンタルでリリースする予定。どちらの製品も新しいカヤバのチャレンジスピリッツを感じさせる意欲的な展示となっていた。
PHOTO:佐藤 武 TEXT:武田真吾
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]