名門プロスタッフの確かな技術力で、初代ボクスターがオフローダーに変身!!
ポルシェをリフトアップ!”って聞くと邪道バリバリにも思えるが、ポルシェの歴史を紐解くと車高アゲも実はれっきとした王道のカタチ。1970〜80年代のWRCで活躍した空冷911やパリダカで脚光を浴びた959など、リフトアップポルシェのラリーマシンが数々存在した史実がまさしく立証しているのだ。。その往年のオフロードポルシェに着想を得たリフトアップの名工の遊び心から生まれたのが、水冷ポルシェのロードスターモデルの初代986ボクスターをアゲ車高のオフローダーに豹変させたプロスタッフのブランド「ZEAL」のデモカーだ。
カムフラ柄のボディラッピングやバンパーガードでワイルドにキメたエクステリアが、カタにとらわれない奔放なカッコよさを放つこの1台。肝心の足回りのリフトアップはフロントストラットをブロックで延長し、各メンバーにスペーサーブロックをレイアウト。RR駆動のエンジンもマウントブロックでリアアクスルごと搭載位置を下げることで、ノーマルアライメントの維持とドライブトレインへの負担を軽減した70㎜の車高アップを実現。本来の走行性能と乗り心地を損なうことなくオン/オフ両用のスポーツドライビングを可能とした。完全専用設計のこれらリフトアップパーツはZEALからキット販売の予定で、バンパーガードやアンダーガードのほかステンレスマフラーもオーダーメイドでワンオフ製作を承るのこと。
欧米では初代ケイマンと共にアゲ車高のオフローダーカスタムが密かに人気のうえ、日本の中古車市場で986ボクスターは100万以下から購入可能なだけにイジリ倒す素材にうってつけ。ちなみに2001年式であるZEALのこのデモカーは車両価格198万円でFOR SALEなので、思い切って購入しちゃうのもアリですぞ‼
PHOTO: 塩谷佳史 TEXT:金 秀樹
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]