エアサスが重量級の40系アルファード＆ヴェルファイアの車高をあっという間に上げ下げ出来るワケ

公開日 2024/02/29
エアサス
著者 stylewagon

カスタムの基本は足元。とくに車高は最重要課題だ。エアサスはとりわけローダウンという領域において威力を発揮する。
先代の30系からエアサス装着率の高いアルヴェルでも、人気の高いエアフォースジャパン。スタイリングと乗り味を両立するシステムをチェックしていこう。

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エアフォースのエアサスは、乗り心地の良さも徹底追求

エアフォースは、ボルトオン装着が可能で、設定車種も豊富、世界中にディーラーがあるグローバルなエアサスブランドだ。早い段階で電磁弁、ECU一体式のシステムを採用するなど、次世代エアサスを提案するブランドとしても知られる。23年は乗り心地重視のエアバッグを新規投入したことが話題になったが、40アルファード＆ヴェルファイア用を早くも完成させたことでも注目を集めた！

40用にも、30にて乗り心地良化のために改良してきたノウハウを惜しみなく注ぎ込んだ！　とりわけ別タン式となる『ダイヤモンドキット』は特筆モノ。新たに投入した大型エアバッグはストローク面でも有利。加えてダンパーも別タン式とすることで、単筒式ダンパーの弱点であるストロークの短さを改善するのだ。エアボリュームを稼げる大型エアバッグと相まって、さらなる乗り心地アップが実現した。その上で減衰力も伸縮別々で調整可能。きめ細かく乗り味を設定できるのである。

大型エアバッグ仕様になる以前のエアバッグを採用したモデルも『スリムタイプ』として継続販売する点もポイント。ホイール数値からキャンバー角等々、足元をギリギリまで攻めた場合の、エアバッグとの干渉を避けるにはコチラの方に利がある。エアフォースジャパンの早川さんは「乗り心地を重視するのか、『もっと下げたい、もっとキャンバーをつけたい』と攻めるのか、で選ぶことができます」と話す。この“選択肢がある”点も、実は見逃せないポイントだ。

このエアバッグは補修部品として１個単位でパーツが出るのも特徴。最初スリムタイプで使ったけど、数年経ってメンテをする時に大型エアバッグに更新を……ということも可能なのだ。そして標準タイプか『スリムタイプ』かで迷っている人は、同社に一度相談してほしい。「このタイヤにこのサイズのホイール、インセットの場合、エアバッグに干渉するか？」というデータも持っているそう。エアフォースは、足まわりにこだわりたいオーナーに寄り添ったブランドなのである。

圧倒的なローフォルムを実現するエアフォースのエアサス。40アルファード＆ヴェルファイア用も追加されたことで、これから一気に40カスタムは進化する……かも!?