2024年版デリカD:5カスタムのトレンドは?【DELICA D:5 CUSTOM STYLE 2024 #014】

8名に訊いた! デリカD:5を知り尽くしたスペシャリストに直撃! 今年のカスタムトレンドはどうなっていく?

RAYS 広報 木元 彬人 氏
2007年に発売以来、多くのファンによりカスタムが楽しまれているデリカD:5。2019年に登場した後期型も熟成の域に突入。そこでデリカD:5に精通するメーカー&ショップの方々に、D:5カスタムの未来を聞いてみた。

「新ブランドの立ち上げからオフ会やイベントも開催したい」

D:5は街乗りにもアウトドアにも使用する方が多いクルマですので「ボディキットは街中でも浮かない」ようなデザインを心がけています。また保安基準適合を基本に「カッコ良さ」に「便利さ」をプラスした、求められる製品作りや提案を行っていけたらと思っています。今回デリカ用ルーフラックをリリースしましたが、今後はラダーなども製作する予定で、新ブランドでの展開も考えています。そのほかデリカオーナーが楽しめるオフ会やイベントを自社で主催して、オーナーの皆さんの「集まりたい」「つながりたい」「楽しみたい」を応援していくつもりです。

「素材を生かすという選択肢、加速する変化への対応を」

D:5の前期まで、デリカには「カスタマイズ=構造変更」というガッツリと作り込むイメージがありましたが、後期になってから趣が変わりました。もちろんハードにカスタマイズされる方もいますが、車両自体のデザインが先鋭的になったことで、素材のよさを大事にしながらブラッシュアップするという傾向も強まっています。ディーラーも、かつては「車検の際にはパーツをはずして」が当たり前でしたが、今は装着したままでも入庫できる。そういった変化も追い風に、「純正風」「カッコいい」「簡単取り付け」をキーワードにした流れは2024年も続いていくと思います。

「硬軟二刀流の構えでカスタム欲を満たす」

ハードスタイルに作り込むユーザーにもライトカスタムを楽しむユーザーにもリーチできることから、D:5には改めて大きな可能性を感じています。クリムソンとしてはパワフルなデザインのMGシリーズ、クラシカルなイメージのディーンシリーズの両輪で、足元をしっかりとフォローしていきたいですね。一方で2024年は、現行の傾向としてある「純正+α」の雰囲気を好むユーザーがより増えるとも考えていますが、MGにはアーマー、ディーンにはBJメキシカンという新顔も仲間入りしましたので、幅広くカバーできると思っています。ぜひマイスタイルの構築に役立ててください。

「好みのパーツを装着したコンプリート仕様を提案」

新車をイチからカスタムするとなるとコストがネックになりがち。そこで我々は新車時に好きなパーツを付けてもらうコンプリートパッケージを提案しています。おトクな価格に設定していますし、何度もお店に通ってもらう手間も省けます。お客様の用途をヒアリングしたうえで最適な形を提案させてもらうこともできます。例えばウインタースポーツを楽しむひとにはノックスドールという強力な錆止め処理をオススメしています。新車のうちに施工しておけば、より長く乗っていただけます。安心して乗れるカスタムカーに仕上げたいひとはぜひご相談ください。

「愛車の現状を見極めながら、段階を踏んで着実にカスタム」

2024年に限ったことではありませんが、愛車がどんな状態であるかで方向性は変わると思います。例えばこれから始める方であれば、いきなり大物を狙わず弊社のドアハンドルプロテクターのような貼りモノで、カスタムに慣れていくことも大切な気がします。すでにやっている方であれば、違いがよく判るスキッドバーやLED付きの商品をと、段階を踏むと変化の度合いを肌で感じられ愛着も増します。それらは運転している際には見えないモノが多いですが、変化を体でリアルに実感したいのであれば足からと、軸足の置き方でカスタムは変わると思います。

「純正+αで広がる楽しみ、足元を着実にフォロー」

デリカD:5も後期仕様になって5年が経ちますが、ライトからハードまで、以前のモデルよりもさまざまなスタイルを楽しめるクルマになったと感じています。例えばホイールとブロックタイヤだけでも十分に見栄えのする一台になる。これからD:5を手掛けたいと思っているユーザーにとって、この要素はとてもうれしいことですから、カスタム層の裾野はさらに広がっていくでしょう。そのためデルタフォースとしても、幅広いスタイルにマッチする新作としてオーバーランダーを用意しました。ノーマル車高にもハマる専用設計ですので、ぜひ足がかりにしてほしいですね。

「18インチのカジュアル4×4から、軽量なハイパフォーマンス狙いも」

D:5の登場当初は16インチが中心でしたが、今はタイヤも増え17インチが同じくらい好評です。M/TやA/Tなどのオフロードタイヤを組み合わせることで、本格的な4WDスタイルが狙えるモデルを、各ブランドからリリースしております。最近は、チームデイトナ・M9+に18インチを追加しました。大口径でスタイリッシュなのはもちろん、純正同様のもっと低扁平のタイヤでカジュアルにカスタムを楽しみたい方にオススメです。また、どうしてもタイヤが重くなるので鍛造のA-LAPなど、軽量高剛性モデルで性能面にアプローチしてみるのも面白いと思います。

「実用性と利便性を備えたパーツで裾野を広げる」

ミニバンながらアウトドアに強いというストロングポイントにキャンプブームも相まって、年々D:5のユーザーは増えていると感じます。そういったなかで今後何が流行りそうか……は、私も知りたいです(笑)。しかしながら今はディーラーで車検に通るスタイルが求められているので、それを踏まえながら「安心して外遊びを楽しめる」「派手すぎないけどしっかり手が加えられている」など、ユーザーの心に刺さるクルマづくりをしていきたいと思います。そして東京オートサロン2024出展車両に装着していた、フロントのパイプにランプを埋め込んだランプバーも製品化していきたいですね。

DELICA D:5 CUSTOM STYLE 2024 まとめはこちら

STYLE RV(スタイルRV) Vol.173 ミツビシ デリカD:5&デリカミニより

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

デリカD:5の走行距離は21万キロ超え! 過走行でも安心の、CVTオイルを交換してみた 【デリカdeリカバリー計画 Vol.19】

またまた間が空いてしまいましたが、現役絶好調の編集部デリカ。今回は昨年12月の車検時におこなったエンジンオイルのにじみ対策とCVTオイル交換でリフレッシュした模様をお届けします!

加速時のもたつき解消! コルトスピードがデリカD:5の不満を払拭!

・純正ダンパーのまま約30mmの車高が上げられるサスペンションキット ・「レスポンスブレードプラス」で実用域でのトルク向上 ・キャンプやフィッシングで活用できるスライドトレー

オフローダーなデリカD:5を完成させるための最終兵器「MKW」

・アメリカンテイストど真ん中なオフ系デザイン ・ビードロック調のリムフランジが存在感抜群 ・ビスを多用した立体的センターキャップがワイルド

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