五感に響く機能を付加価値として
年明けに開催された東京オートサロン、2月の大阪オートメッセという二大アフターパーツショー。そこに展開されたモデリスタのブースは、明らかに例年とは雰囲気が異なっていた。ブース内には香り豊かな花が飾られ、照明や壁も落ち着いたシックなイメージに。これも上質、洗練という新しいモデリスタのコンセプトを感じてもらう演出である。
そのブースに飾られていたのが、Mの文字の横に「+」が添えられたロゴマーク。実はこれが新しいモデリスタを象徴したもので、+は人間の五感を示す。つまり新しいモデリスタは上質と洗練をキーワードとしつつ、五感で楽しむパーツを開発するブランドへと進化していくのだ。
そのために現在計画されているのが、上質感と洗練度を高めながら、五感に響く機能を付加価値としてプラスしていこうという試み。例えばエアロパーツであれば、その効果を体感できるような空力をさらに追求していったり、例えばその用品の肌ざわりであったり、香りだったり、音であったり。目に見える洗練されたデザインだけでなく、そこへ五感で楽しめる何かを製品に付与していくというのだ。実際にカタチとなるのは2025年が目標だそうだが、関係各社とも協議し、なるべく早い段階での実現を予定している。五感で楽しむカスタマイズパーツ、どんなものになるか今から楽しみで仕方ない。
モデリスタは上質と洗練をさらに深く突き詰めていき、自分らしさを表現できる用品を作り続け、それによって人生そのものを楽しんでもらうライフスタイルクリエーターとしての立ち位置を目指す。時代は常に進化するもので、その進化に遅れることなく、ライフスタイルに合った個性を提案できるブランドへと進化していく。それは自動車のカスタマイズパーツに限ったことではない。最近では腕時計を製造したり、クルーザーのデザインも手掛け、グローバルな展開も。それも含め、五感に響く新たなカタチを創造する、それが新しいモデリスタだ。
STYLEWAGON(スタイルワゴン)2024年4月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]