「ヨーロピアンマスターピース」歴史に名を残したホットハッチが憑依!
カスタマイズのひとつに、フロントまわりの部品を丸ごと交換してベース車のイメージを払拭し、全く別モノのクルマっぽく見せる「フェイスチェンジ」という技法がある。モチーフは実車だと維持費が大変そうなレトロなクルマ、高額で手が届かない輸入車など様々で、維持費を抑えながら憧れのクルマの雰囲気を楽しみたいというニーズに応えてくれる。
そんなフェイスチェンジカスタムにおけるパイオニアと言えば、老舗エアロメーカーのダムド。古くは初代のCTワゴンRをアストロやアルファロメオ風に見せるフェイスキットを開発してその名を轟かせ、長い時間をかけてそのノウハウを積み重ねてきた。そして現行ジムニー&シエラで、その経験をいかんなく発揮。高級SUVをモチーフとしたリトルG、イギリスの古き良きクロスカントリーモデルをオマージュしたリトルDなど、ジムニーの良さを残しながら印象を大胆に変えてくれるフェイスキットを次々とリリース。街中でもファッショナブルなダムドスタイルのジムニーを目にする機会が非常に増えている。
そして2024年。ジムニーシエラをベースに、「ヨーロピアンマスターピース」というコンセプトで2台のボディキットを東京オートサロンで発表した。フェンダーとバンパーは共通ながら、グリルまわりのパーツだけでモチーフの特徴を捉えているのが驚き。正式リリースに期待しよう。
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HYPER REV(ハイパーレブ) Vol.277 スズキ・ジムニー&ジムニーシエラ No.14より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]