小振りながららしさを盛り込み、最上級にふさわしい上質感を放つ
25年の実績を持つLEXON(レクソン)は、レクサス&トヨタ車のスペシャルリストであることは周知の事実。しかしアル・ヴェルは30で初めて着手するなど、実は「ミニバンに関しては実績がなかった」(レクソン高砂さん)のだという。けれど今ではもう実績十分。40は、レクソンらしさは当然のこと、さり気なく、かつカスタム派オーナーをも満足させる存在感を放っている。
アイテムはフロントリップ、サイド、リア、ルーフエンドの4点構成。そのどれもが大振りではなく小ぶりでシンプル。しかしフロントリップはバンパーから浮かし、そこにできた空間に柱を設ける……というレクソン〝らしい〟意匠を盛り込むなど立体感の演出は万全。この意匠は「リアルーフウイング」にも用いられるなど、わかる人ならすぐにレクソンのエアロとわかるキーデザインが与えられているのだ。
リアも両サイドにつくだけのスプリッター方式。一本モノのスポイラーとは違い、パーツは極めて小ぶりだ。サイドは純正ドアパネルとの一体感にも拘るなど、後付け感もなく自然なつくりが美点。それはつまりそれだけベース車のカタチに溶け込んでいるというコト。トヨタ車を知り尽くしたレクソンのデザインセンスおそるべし、と言うところだ。
SPECIFICATION[レクソン・エクスクルーシヴ ヴェルファイア]
フロントリップスポイラー 6万6000円
サイドスプリッター(4P) 11万円
リアサイドスプリッター 5万5000円
リアルーフウイング 5万5000円
■ホイール:ワーク・ジーストSTX(21×10J+25)
■タイヤ:トーヨー(255/35)
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STYLEWAGON(スタイルワゴン)2024年5月号より
[スタイルワゴン・ドレづアップナビ編集部]