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H.B.S採用で良好な安定性と乗り心地!
車内から減衰力をリモート制御するという革新的なアイデアで、新しいサスペンションチューンの姿を具現化してみせたTEIN(テイン)。電子制御式の減衰力コントローラー、EDFCも5世代目となり、着実な進化を続けている。新たに搭載されたジャーク感応制御はクルマの挙動を先読みして最適な減衰力に自動調整するというから驚きだ。
そんなEDFCばかりが注目を集めがちだが、テインの強みはサスペンション専門メーカーならではの豊富な知見やノウハウを注ぎ込んだダンパーの基本設計の高さにある。今回、試乗したストリート向けのフルスペック車高調『RX-1』も例外ではなく、要となるダンパーには十分なストローク量が確保できる複筒式を採用。
さらに大きなギャップを乗り越えた時などに作用する独自機構、H・B・S(ハイドロ・バンプ・ストッパー)を搭載し、フル乗車のミニバンでも突き上げ感のない快適な走りを実現している。
またフロントストラットのロアブラケットにキャンバー調整機構を設け、アライメントセッティングの幅を広げるなど、アルヴェルユーザーの琴線をくすぐる機能が惜しみなく注入された。
「アルファードの純正サスペンションはコンフォートな味付けで乗り心地も快適です。ただ高速道路での収束性がイマイチという声も少なからずありました。そこでRX‐1では街乗りの快適性を高めつつ、高速域での安定性を高める方向でセットアップしています」と開発課の渡邉宏尚さん。果たしてそのフィーリングやいかに?
■ ホイール エンケイ・レーシングレボリューションRS05RR(20×8.5J+35)
■ タイヤ ブリヂストン・アレンザLX100(245/45)
■ ダウン量 フロント約-35mm、リア約-30mm
■ バネレート F6.0kgf/mm、R9.0kgf/mm
価格:23万9800円(EDFC5は10万7250円)
※EDFC5とのセットは32万100円〜
対応グレード:全車
構造:全長調整式/複筒式
減衰力:16段階調整(EDFC5装着時最大96段階調整)
アッパーマウント:強化ゴム、純正
車高調整幅:F-76mm〜-9mm(-35mm)、R-45mm〜-10mm(-30mm)
保証期間:3年間または6万km
※()内は推奨車高値。数値はアルファード(2WD)用。一部グレード開発中。
「RX1」のポイントチェック
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STYLEWAGON(スタイルワゴン)2024年6月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]