ワケあってのゴツさと静観さ”堅牢意匠”の【トヨタ・ランドクルーザー250】

話題の丸目はすでに完売!? 【ランクル250】ヘッドライト3タイプをチェック

【ランドクルーザー250】ベースカー解説
・ヘッドライトは全3種類
・1列目ウインドウベルトラインを意識的に下げ側方視界を確保
・インテリアは機能美第一主義！
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飽きのこないシンプルさ！

250のデザインは、過酷な利用に耐えられる信頼性や機能性、飽きのこないシンプルさに加え、ランクルとしての伝統の踏襲といった様々なテーマを念頭に企画された。開発に携わったデザイナーが実際に悪路走破テストにも参加し、実体験で得た知見を盛り込んだという。例えば中央をヘコませサイズ感を把握しやすい形状としたボンネット、狭い空間での取り回しに配慮し面をそいだ車体の角、障害物との干渉回避も狙った削がれたドアパネル、高く中央寄りとした灯火類の配置、遺物混入防止と冷却性を追究した格子グリルと、それらはすべて機能あっての結果なのだ。

先代から大きく変わったのは、見た目も同じ。直線基調となったデザインは、ランクルらしい精悍さの追究は当然のこと、悪路走破性にも配慮した理由あっての必然の結果だ。
車軸に対し乗員が乗るキャビンが後ろよりの配置は、歴代ランクルの伝統であり、安定感のあるフォルムを生み出す。ちなみに全幅はグレードで異なり、ZX･VXはワイドボディ、GXは40㎜狭いナローボディとなる。車名ロゴもじつは新しい。
【全長】 4925㎜【全幅】 1980㎜【全高】 1925㎜※XVの場合
丸目
3眼リフレクター
3眼プロジェクター
250で標準となるLEDヘッドライトは2種類の横長タイプのデイライト機能付き。3眼プロジェクターはZX専用、VX・GXはリフレクター式3眼だ。ランクル感を主張する注目の「丸目」は、すでに完売と聞く8000台数限定の特別仕様車と、VXだけが選べるオプションだ。ちなみに全車ヘッドライトクリーナーが備わる。
当たるか当たらないかなど、側面の干渉が際どい際に覗き込みたくなる1列目ウインドベルトラインを、後列ラインと比較して意識的に下げ側方視界を確保。プラド比で30㎜低い。BJ70ランクルから続くらしさを意識した特徴。
フロントバンパーの両端は、一部分だけを交換できる分割式。悪路走破時など、破損する可能性が高い面を別体とすることで、最小限の費用で修理できるよう配慮。廃棄物も減らせるなど、昨今叫ばれるSDGs視点でも有効だ。
機器類の使いやすさなどに代表される機能性と、乗員に安心感を提供する空間の創造をかかげたインテリア。インパネは悪路での車体の姿勢が掴みやすい水平基調としつつ、高さを抑え気味として圧迫感を軽減。ドアまわりからインパネまわりへのつながりを意識することで、空間全体で乗員を包み込むような安心感をカタチにした。直立ぎみとし斜め前方の死角を軽減したAピラーも特徴的だ。シートは2列5人と3列7人の2択だが、設定グレードはほぼ後者。2&3列目の足元も広くなっている。余談だが、運転席には左右に姿勢を安定させるニーパッドが備わる。

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STYLE RV（スタイルRV） Vol.177 トヨタ ランドクルーザー300／250＆レクサスLX No.2より

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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