トヨタ・プリウス「HOW to CUSTOMIZ」【60プリウス最新カスタム大全 #002】

「新型は全然違うクルマだった」プリウスマイスターが熱弁、60系は先代以上にカスタムが面白そう!

新型になってから、スポーティでシンプルなカスタマイズが主流になっているプリウス。
オリジナルのデモカー製作から、ユーザーカーの仕上げまで、多くの60プリウスに手を入れてきたOGワークスの加藤さんにポイントを聞いてみた。

これからの購入を考えるなら「Zグレード」がおすすめ!

2010年にプロショップ「OGワークス」を立ち上げた加藤さん。前職のときにホンダ・ストリームのカスタマイズを得意としていた流れもあり、OGでもその流れのまま数多くのストリームを仕上げてきた。合わせて30プリウスのカスタムにも力を入れていて、その後に登場した50プリウスでより本格化。カスタムシーン的には、50プリウスは30の時のような大きなムーブメントは来なかったが、全国的に50プリウス専門というプロショップはなかった影響や、元々得意だった足まわりのセッティングを求めて、OGには多くのプリウスユーザーが集まった。

そして2023年1月に、満を持して新型の60プリウスが登場。加藤さん的には、事前情報の段階から新型に非常に高い関心を持っていて、もちろんすぐにオーダーをし、納車後すぐに足まわりチューンに着手した。

「30から50はある意味プリウスらしいモデルチェンジでしたけど、今回の60は名前がプリウスなだけで、全然違うクルマっていう印象でした。みなさんも感じているでしょうけど、本当にスポーツカーのようなシルエットですからね。インテリアも高級感が大きく向上した印象で、個人的にテンション上がりました。

足まわりなんかもだいぶ変わってくるかなと思いましたけど、意外とそこらへんは50からの正常進化だったので、比較的セッティングもスムーズに進められて、オリジナル車高調も早めに開発できました。

入門カスタム的なところでおすすめはやはりホイール&タイヤの交換。サイズ的には19インチか20インチが狙い目。そしてローダウンは30mm前後がベストだと思っています。もともと車高が低いのと、普段使いで支障なく走れるといった部分などを考えるとそれくらいが無難。

スタイリング的には、いま市販のエアロを見てもそうですけど、その流行の通り、フラップ系のボディパーツが似合うと思います。ロールーフのスリムボディですから、あまりゴテゴテしたのは似合わない感じだと思います。特徴でもあるシュッとしたボディラインを崩さないのが大事。さり気ない貼り付けパネル的なアイテムもいいと思いますね。現状、あまり専用パーツは多くないと思うので、やはりホイール&タイヤを含めてた足まわりを基本としたプロデュースが当分は主流だと思いますね。

もしこれから60プリウスを買ってカスタムをと考えているのであれば、基本的にはZグレードがおすすめです。Gグレードとの差額50万円は決して小さくはないですけど、内外装の質感の違いはもちろん、エアコンの仕様やナビの大きさ、パワーゲート標準装備やサンルーフを選択できるなど、その差額分のメリットはあると思います。とはいえその差額50万円をカスタム費用に回したいという人も多いと思いますので、そこらへんはお財布事情と相談ですかね。

 価格が安くて、納車が早くて、というUグレード(KINTO)を狙っているという声も結構聞くんですけど、カスタムすることを前提とすると、パーツ交換などは契約的にグレーな部分も多いので、一度購入前にプロショップと相談したほうが良いと思います。」

 ベース車のポテンシャルとしては、かなり期待をしているというOGワークスの加藤さん。先日は鈴鹿サーキットでミーティングを主催。今後もプリウスカスタムシーンを牽引するプロショップとして要注目なのだ。

OGワークスのおすすめカスタムメニュー8選

【1】ホイール&タイヤ交換+ローダウンがおすすめ

カスタムのスタートとしておすすめなのが、純正19インチから20インチへの交換。タイヤの外径は少し小さくして、約30mmのローダウン。見た目と実用性の部分でバランスの良いセッティングなので参考にしよう。よりツラを攻めたい人は8.5Jを選ぶのもあり。ローダウン量を40mm〜50mmまで攻めると、ホイールハウスの隙間もかなり気にならなくなって、低さ重視の人は満足できる。ただし、少なからず走りに気を使うなどの必要もあるので、セッティング前にしっかりとショップで相談しよう。カスタム費用の目安は、1ピースホイールを選んだとして、車高調ではなく、ダウンサスを選ぶと約30万円〜。OGのオリジナル車高調+2ピースホイールという場合は、50万円くらいが目安。

【2】フェンダーのボディ同色化

【3】窓枠のラッピング

【4】マフラーでリアスタイル向上

【5】レクサスNX純正シフトノブ

【6】GRドアスタビライザー×パフォーマンスダンパー

【7】サンルーフのウインドウフィルム施工

【8】エアコン強化

OG-works(OGワークス)】

2022年末に移転してリニューアルオープンしたOGワークス。現在の店舗は、車両販売とラッピングの会社との合同店舗となっている。そのため、車両売買やラッピングカスタムの相談もイッキにできちゃうメリットも大きい。また店舗裏にはターンテーブルのあるスタジオもあったりと、ネタ満載で基地感たっぷり。そして、当たり前だがOGワークスはプリウス以外の車両も取扱中。ぜひ一度遊びに行ってみよう。

住所:愛知県名古屋市緑区鳴海町上汐田4-2
電話:052-890-8826

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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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