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あらゆるステージに高レベルで対応する究極のマルチカー
ランドクルーザー300のルーツは1967年に遡る。1960年に70系の前身である40系が誕生。40系のホイールベースを伸ばし、まったく新しい4ドアのステーションワゴンボディを与えたクルマが1967年に登場したFJ55Vで、これがルーツだ。日本では商用バンだったが、海外ではれっきとした乗用車扱いだった。
以降、ランドクルーザーは1980年の60、1989年の80と進化し、70系とは徐々に差別化され、高い走破性を持ちながら、高級クロカンとしての性格を着実に築いてきた。
現行ランドクルーザー300は2021年に登場。先代200が登場したのは2007年ゆえ、14年ぶりのフルモデルチェンジだ。300は伝統を頑なに守りながら最新技術との融合を高いレベルで達成したモデルといえる。
クロカンとして極めて大切な要素はシャーシとボディにある。300は伝統のラダーフレーム構造を採用するが、従来比で+20%と高剛性化しながら軽量化。車両重量は約200㎏の大幅な軽量化に成功している。4WDシステムもオート〜ロックの6モードに切り替えられるマルチテレインセレクトに加えて、左右後輪の駆動力を適切に配分するリヤトルセンLSDなどを装備し走破性のさらなる向上を実現した。
新開発エンジンに加え10速という多段ATも採用。トヨタセーフティセンスに代表される安全面も大きく向上した。ランドクルーザー300はオフロードのみならず、あらゆるステージに高レベルで対応する究極のマルチカーだ。
エンジンはガソリンとディーゼルを用意
GRスポーツなど全5グレードをラインアップ
専用装備満載で圧倒的なオフロード性能
スポーツモデルに冠されるイメージの「GR」を設定している。専用のグリルやバンパー、マッドグレーのホイールなどで外観を差別化しているが、重要なのは中身だ。電子制御でスタビライザー効果を変化させるE-KDSSという世界初の装備をGR SPORTのみに与えている。加えてフロントの電動デフロックも装備。オンロード/オフロードを問わず、より細かいスタビライザー効果が得られることになり、通常モデルでも極めて高い走破性であるところ、GR SPORTではさらに高めている。現行300のハイライトのひとつだ。
GR SPORT専用装備(抜粋)
E-KDSS |
電動デフロック(フロント・リヤ) |
前後専用バンパー&グリル |
ホイールアーチモール(ブラック) |
リヤマッドガード(GR専用) |
18インチアルミホイール(マットグレー塗装) |
GRエンブレム付ステアリングホイール&インテリア |
▷トヨタ・ランドクルーザー300徹底解剖 まとめはこちら
「ランドクルーザー購入ガイド」より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]