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プレミアムモデルらしいインテリア
かつてのクロカンと言えば、スタイリングもそうだがインテリアも無骨なものがほとんどだった。一方、SUVは世界的にブームの裾野が広がるにつれ、高級セダンなどに引けを取らない質感の高いインテリアのクルマが増えている。当然だろう。SUVだからといって、インテリアデザインに特殊性を求める必要はないということだ。だが、ランドクルーザー、そして300はそれを否定する。それはこのクルマの生い立ちがそうさせたのだ。
多くのSUVとランドクルーザーの明確な違いは、後者がオフロードを走ることを重要視している点だ。実際にオフロードを走るユーザーは少ないかもしれない。だが世界を見渡せば、オフロードあるいは道なき道を走るためにこのクルマを選ぶ人がいるのも事実である。
高級になったとは言え、300のインテリアはオフロードにおける機能性を追求したものだ。インパネ上部を水平基調としているのは、クルマの姿勢を把握しやすくするため。メーター類も直感で認識できるように6針式を採用した。ドライブモードセレクトなどのコントロールはダイヤルひとつに集約され、モニターを見ながら操作できる。オーディオや空調なども機能ごとに集約させているなど、オフロード走行時でも操作しやすいように考慮されている。
とはいっても、高級国産SUVという側面もある。さまざまな快適装備、機能装備に抜かりはない。プレミアムモデルとして極めて高い質感のインテリアが与えられている。世界屈指の本格クロカン、300高級車でもある。
直感的に操作しやすいようまとめられた操作系
高級車ならではの高いユーティリティ性能にも注目
フレキシブルに使えるラゲージスペース
▷トヨタ・ランドクルーザー300徹底解剖 まとめはこちら
「ランドクルーザー購入ガイド」より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]