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クラシカルなデザインと最新装備で魅了
本格的なオフロード性能を備えるランドクルーザーのなかでも、“ヘビーデューティ”に分類されるのが70シリーズ。1951年に「トヨタBJ型」として登場したランドクルーザーの直系が1984年にデビューした“ヘビーデューティ”な70シリーズだ。ホイールベースが異なる3タイプのボディに加えて、ソフトトップ仕様もあり、世界中から圧倒的な支持を受けた。
日本でもその人気は高かったが、排出ガス規制などの問題で惜しまれながら、2004年に日本国内での販売を終了。海外では販売されていたこともあって、日本では2014年に「70シリーズのデビュー30周年」を記念して、セミロングの4ドアとダブルキャブのピックアップが1年間の期間限定で発売された。しかし、予想を超える反響で、供給が間に合わない事態となったのも記憶に新しい。
その後、日本で70シリーズが継続販売モデルとして復活したのは2023年11月のこと。耐久性に優れた強靭な伝統のラダーフレームをベースにした、シンプルな構造という本格的なオフロード向けの設計は変わっていない。
ただし、快適な乗り心地を実現したサスペンション、効率のいい6速AT、悪路走破に欠かせない電動デフロックなど、パワートレインは最新仕様へ進化。運転支援システムの採用にも力を入れ、9年分の大幅なアップデートが加えられて登場したのは注目だ。ラインアップは1GDーFTV型2.8L直4DOHCディーゼルターボを搭載する4ドア「AX」の1グレードのみとなっている。
今までのイメージはそのまま細かな部分をアップデートしたインテリア
本格オフローダーらしいシンプルで機能的なデザイン、状況が把握しやすい水平基調のダッシュボード、タフで頑丈な作りが特徴。シンプルだからこそ、操作系もわかりやすく、高い信頼性が実現できる。その一方で現代のクルマらしく、見やすいオプティトロンメーター、フルカラーディスプレイ、バックモニターなどが装備されるのも最新70のポイント。
ディーゼル&6ATでパフォーマンスアップ
高い信頼性を誇る2.8Lの直4ディーゼルターボと6速ATの組み合わせ。4WDシステムはパートタイムで最新の駆動力・制動力制御システムを採用する。頑丈で耐久性の高いラダーフレームに、新設計のサスペンションを組み合わせ、高いオフロード走破性や道具としての機能性を維持しながら、低騒音や高い燃費性能、安全性能、さらにオンロードでの乗り心地も向上させている。
「ランドクルーザー購入ガイド」より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]